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令和3年(2021)5月8日(土)
滝の上チャシ跡(夕張市滝の上5番地)ポンソウカムイコタン

 夕張市内を走る前に、滝の上チャシを訪問することにした。追分インターを降りた後、国道274号線を東に向かうと、滝の上公園があった。滝の上公園内を吊り橋で肝を冷やしながら、ウロウロしていると、一番西側の立ち入り禁止があったが、距離が短いので侵入するとチャシの看板はあった。壕などの跡は笹で分からないが、訪問できたのでよしとしよう。

【滝の上チャシ】
・城 跡 名:滝の上チャシ
・所 在 地:北海道夕張市滝の上5番地
        マップコート:320 296 304*56
・創建年代:不明
・創 建 者:不明
・形  態:丘先式
・主な遺構:壕(弧状1条)
・大きさ:東西約100m、南北50m、標高:不明
・説明板:「チャシ跡」とは、一般に「砦」とか「城」の跡といわれ、川、湖沼、海を臨む丘陵や段丘などにあり、その先端や頂上部に空濠を掘って造っています。また「チャシ」とはアイヌ語で「柵」や「柵囲い」を意味することから、チャシには空濠に沿って柵がめぐっていたものと考えられています。
 これより先は「滝の上チャシ跡」で、北側から東側 いは空濠が掘られ、南側は夕張川、西側は草木舞沢川の絶壁にさえぎられています。全体の広さは東西約100m、南北約50mで、ほぼ長方形の区域にあります。
 夕張川水系には、この滝の上チャシ跡のほかに、栗沢町のクッタリチャシ跡があります。これらのチャシ跡は、サケ、マスなどの川の資源や外敵の侵入を監視する施設として、15〜17世紀ころに造られたものと推定されています。
 ここは先住民族の貴重な遺跡ですので、大切に保存しましょう。
                           夕張市・夕張市教育委員会
・伝承:なし
     
   
 
 
 
 
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