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・・・二宮金次郎の報徳訓です。 |
父母の根本は天地の令名に在り 身体の根本は父母の生育に在り 子孫の相続は夫婦の丹精に在り 父母の富貴は祖先の謹功に在り 吾身の富貴は父母の積善に在り 子孫の富貴は自己に勤労に在り 身命の長養は衣食住の三つに在り 衣食住の三つは田畑山林に在り 田畑山林は人民の勤耕に在り 今年の衣食は昨年の産業に在り 来年の衣食は今年の艱難に在り 年々歳々報徳を忘るべからず 解説 報徳訓は、報徳実行の入口であり、扉です。今日流には、次のように語っています。 一連では、自分の存在を明らかにせよと言っています。 私たちは、祖先から、この日本という国を預かったのですから、より平和で安定した国として、将来に発展させてゆくことが、現代に生きる私たちの祖先に対する義務であり、子孫に対する責任であると言っています。 二連では、自分を取り巻く文化を説いています。 私たちは、祖先から、有形無形の文化、教育、道徳など精神的なものと、物質的、経済的な遺産を受け継いできました。この遺産を、私たちの勤勉努力で、一歩前進させ、子孫に継承しなければならないと言っています。 三連では、勤労による生命の存続を説いています。 私たちの健康を守る最低条件は、衣食住の充足にあります。田畑山林を育み、あらゆる職業も使命に応じて努力すれば、無より有が生じ、文化は無限に想像されると言っています。 四連では、道徳と経済を一歩前進させる心得です。 私たちは、お金がほしい、生活を豊かにしたい気持ちを持っています。それにはどうしたらよいか。収入→消費、消費→収入、この選択を誤ると借りの人生となります。前進のためには貸しの心得が大切と言っています。 最後にこれらを忘れず、報徳の至誠、勤労、分度、推譲の確実な実行を、人生観として忘れるなと言っています。 |