その隣は、カリンバ遺跡。右のような墓があったという。以下、ネット。
遺跡は、JR恵庭駅の北方約800メートルのところにあります。平成11年、黄金土地区画整理事業で計画された「団地中央通り」建設工事に伴う発掘調査を旧カリンバ川の南側で行いました。面積約3,000平方メートルの発掘区域から多数の土坑が発見されましたが、そのなかに漆塗りの装身具や玉が多数副葬された縄文時代後期(約3,000年前)の土坑墓群が含まれていました。30号・118号・119号・123号土坑墓があり、漆塗りの櫛、頭飾り、耳飾り、腕輪、腰飾り帯などの副葬品が大量に出土しました。その中には国内で初めて発見された漆製品も含まれています。
合葬墓の118・119・123号墓は、現地から墓をそっくり切り取り、埼玉県川口市に内にある文化財の保存研究所の室内で漆製品の保存をかねて発掘するという、極めて稀な調査を行いました。この間、全国的にカリンバ遺跡は注目されるようになり、貴重な遺跡を後世に残すことをもくてきとして、平成12〜15年度に周辺の詳細分布調査を実施しました。
その結果、段丘面の広い範囲に墓域が確認されただけでなく、今まで知られていなかった北側の低地面にも当時の人々が生活していた遺跡が発見され、墓地とそれを残した人々の生活場所とが一体で残った遺跡であることがわかりました。
このことが高く評価され、黄金町216番地ほかの段丘面と低地面の約4.26ヘクタールが平成17年3月2日、国の史跡として指定されました。
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