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マラニック

平成29年4月9日(日)
新十津川駅〜ふるさと公園〜新十津川町大和〜新十津川中央〜新十津川駅
(約17km)
 
 吉方の北東にお水取りと走りに行くため、新十津川町に向かう。
 お水を取る場所は「夫婦山霊水」。新十津川町志寸の夫婦山の麓、砂利道の行き詰まりにそれはあった。
 霊水のある場所には、夫婦山霊水山不動尊がおかれ、88のお像が安置されている。地元のボランティアのおじさんが掃除をしていて、お水下さいと言ったら、「どうぞ」と気軽に言ってくれた。
 お参りしてからポリタンクに水をいただく。水はチョボチョボとしか出ず、待っていいる間オジサンと立ち話。このお像は昔は山の上にあったのを戦後にここに移したという。昔は信心深い人々が多かったが、今では少なくなった。ここの整備も一人でボランティアで実施しているという。冬も利用する人がいるので、役場にお願いして駐車場まで除雪、参道は一人で人力(ママさんダンプ)で除雪しているという。大変な努力だ。

 水を汲んだ後、JR新十津川駅まで移動する。駅には撮り鉄が数多くたむろしている。一日に一本来る列車の撮影のようだ。
 ここから走り始める。とりあえずの行き先は、新十津川町ふるさと公園。快晴の中、田園地帯を走る。白いピンネシリが美しい。しばらく走ると「中富徳水田組合記念碑」を見つける。明治42年の建立であり、歴史を感じる。
 坂を上り丘の上に到着すると「ふるさと公園」である。講演の中には「津田フキ」の像があった。この女性は川村たかしの「新十津川物語」の主人公の女の人で、奈良県十津川村から移住して開拓の苦労が綴られているそうだ。今度読んでみよう。

 ふるさと公園を後にして、農道を雨竜方面に北上する。今度は暑寒別岳が奇麗に見える。途中八角形の家を見つける。そして、田んぼには白鳥がたむろしている。当初は夫婦山湧水まで行こうと思ったが、新しいランニングシューズで足に豆が出てきて、疲れてきたので、国道275線に戻り、そして新十津川の市外に戻ることにする。
 金滴酒造の横を走ると、その向かいが釣部勲道議の家だった。市外に戻り、役場の交差点を左折し、しばらく走ると開拓記念館。ここは5月からの開館であった残念。そしてその横に出雲大社があった。十津川衆、いわゆる奈良県十津川村から移住した人々はすべて大国主大神、いわゆる出雲大社の信者であり、移住後仮の社を拝んでいたが、明治43年に分院を建てたという。
 
 境内には様々な石碑があり、新十津川は石碑の宝庫。神社を出て、人家の横に競馬場があったことを示す石碑もあった。
 新十津川駅まで戻り、車で札幌に戻る。
 
   
   
   
 
   
   
 
 
 
   
   
   
 
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