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平成29年9月30日(土)11:00〜12:30(約1時間半)
(約10km) 平取町義経神社〜(沙流川右岸)〜二風谷ダム〜出発地
 
 久々に土曜日に走りに出かける。今日の目的地は平取町の二風谷。平取町は富川からイザベラバードフットパスを通って義経神社まで走ったことがあるので、今日は義経神社から二風谷を目指すことに。
 行きのルートは、国道ではなく、右岸の町道を通って、ダム湖を一周しようと目論見る。

 すぐにハヨピラ跡の看板にだどりつく。ここはオキクルミカムイ(アイヌに生活の方法を教えたとする文化神)の伝承が残る唯一の土地として、語り継がれてきた崖だそうだ。その後昭和40年頃にUFO研究団体によって基地が建設されたそうだが、今は災害により危険なのと、マムシが出るので立ち入り禁止になっている。ちょっと興味があったが、マムシには会いたくないので断念することに。

 右岸にはもちろん車は走っていないし、人にも合わない。しかし、軽種馬牧場が2件ほどあった。奥の方の牧場には、「サイレンススズカ」の墓があった。
 そこからしばらく走ると、沙流頭首工が見えてきた。これは大正4年に建設された歴史ある建築物だ。二風谷ダムができるまでは、下流の農地への農業用水の供給源として活用されていたそうだ。

 そこから二風谷ダムをめざす。途中、分岐路があり、川側と山側のどちらをいこうか迷ったが、川側を選択。二風谷ダムに到着したが、どこからも登り口が見えず、唯一の急な階段も関係者限りで、しかも、あちこちにマムシ注意の張り紙があり、ここでそそくさと来た道を引き返すことに。当初の考えでは、右岸からダムを渡って左岸にわたり二風谷集落を訪問して、国道から帰ろうと思っていたが残念だ。二風谷集落の訪問は今度にしよう。

 神社まで引き返し、車で道を検証してみると、分岐路を左に行き、ちょっと山道ではあるがしばらく行くと、ダムのへりにたどり着いた。ダムは車では渡れないが、人は歩くことができ、反対側に行ってみると「ユオイチャシコツ」があった。チャシとは、城や砦という意味であるが、もともとは柵や柵囲いを意味するという。ユオイチャシコツは、二風谷ダムの建設に伴って発掘が行われ多くの金属製品や柵の残骸が発見され、柵を覆っていた火山灰が有珠山や樽前山であるので、17世紀ころまで使っていたとのこと。この場所は祭祀や見張り場所としての機能があったとのこと。
 少し歴史を感じて、車に引き返し、札幌に向かう。
 
  
   
   
 
   
  
   
   
   
   
   
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