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【3日目】平成30年9月24日(月祝) 

  第5ステージ 西別岳山小屋〜(カムイヌプリ 摩周岳)〜摩周湖第一展望台(11.0km+3km(摩周岳往復))
  第6ステージ 摩周第一展望台〜JR釧網本線・美留和駅(6.6km)

 0845 西別岳登山小屋出発
 0950 リスケ山頂上(787m)
 1000 北西別岳頂上(771m)
 1025 西別岳頂上(799.8m)
 1115 摩周岳への分岐
 1155 摩周岳頂上(857m)
 1235 分岐点(休憩)
 1310 分岐点出発
 1440 摩周第一展望台(休憩)
 1500 出発
 1625 美留和駅

【第5ステージ:西別岳山小屋〜(カムイヌプリ 摩周岳)〜摩周湖第一展望台】
 3日目のスタートである。西別岳山小屋には利助さんがすでに来ていて、大きなリュックに砂袋をたんまり詰めて山登り・登山道整備の準備をしていた。山小屋内の新聞記事から推察するに、今年で御年90歳直前だと思う。スタートすると利助爺さんが、登山道途中で砂袋に砂を詰めていた。途中にすごい数の砂袋が敷設されていた。年をとっても、体を動かしていて、社会貢献していることで健康を保てるのだろうか。
 西別岳を登っていくと、西風に変わってきて雲が晴れてきた。ガマン坂を登り終える頃には広大な根釧原野の牧草地や格子状防風林が見えてきた。1時間弱ほどで小ピークであるリスケ山に到着。風が強いが、ピークの向こうには摩周湖や摩周岳が見えてきた。リスケ山から東側に笹を刈った登山道があり、小ピークが見える。そこに皆で行こうと誘うが、誰もいかないというので、自分のみ走って小ピークを目指すと、5分ほどで到着した。ピークには「北西別岳」の看板も設置されていて、ピークハンターの身としては、思いもかけずピークを制覇してうれしかった。
 リスケ山に戻って、西別岳頂上を目指す。晴天の下の快適な稜線歩きである。西別岳頂上に到着すると、快晴の天気になり、摩周岳も含めて見渡せた。
 西別岳頂上で少し休憩後、摩周岳への分岐を目指す。ここまでもダケカンバと笹が綺麗な快適な遊歩道である。そういえば西別岳に入ってからkirawayの看板を見かけなくなったが、この辺が国立公園の敷地内だからだという。摩周岳への分岐点に到着し、皆疲れているが、快晴で折角なので摩周岳を目指すことにする。
 摩周岳へは、摩周湖の南側のカルデラに沿って歩き、1kmほどで頂上への急登に差し掛かる。頂上まで400mであるが、やたら長く感じた。摩周岳頂上に到着。快晴の下、さえぎるものがない絶景である。澄み渡る青さの摩周湖の湖水がやたらと綺麗で見とれる。オホーツク方面は海も見え、おそらく網走市街も見える。しかし、風が強いので、裏側のカルデラへ切れ落ちる崖が恐ろしく、頂上を早々に退散。個人的にはこの徒歩行で4つのピークを制覇しており、大分お得だった。
 分岐点で昼食・休憩後、摩周湖第一展望台までは湖畔・稜線沿いを歩く。下山後、また雲がかかってきて天候が悪化し始める。皆で、西別岳から摩周岳にかけて、我々のために快晴になったのだと話しながら歩く。
 分岐点から、摩周湖第一展望台まで5.6kmもあり、疲れのせいもありすごく長く感じたが、なんとか15時前に到着。


【第6ステージ:摩周第一展望台〜JR釧網本線・美留和駅】
 摩周湖第一展望台で若干休憩後、美留和駅に向かう。残り6.6km、基本的に下りでひと踏ん張りだ。展望台からの入口はわかりづらく、過去に通ったことがある方の案内でスムーズに入ることができた。沢沿いの旧登山道を下っていくが、この辺は熊の密度が濃く、笛や鈴を鳴らし、一体となって下っていく。摩周湖の周囲はKIRAWAYの案内板等はなかったが、この道に入って復活した。あとで気が付いたのだが、
このみちはA.K.WAY(網走〜釧路間のロングトレイル)と重複している区間で、途中で分岐した。しばらく進むと登山道から林道になり、ゲートを通るとビートなどの畑作地帯に入った。時折「ドン」と聞こえるが、鳥獣害予防のためのプロパンガスの号砲のようである。しばらく歩くと舗装道路になり、人家が見えてきて、大きな道を左折すると美留和駅があった。
 
 二泊三日に渡る長い徒歩の旅を終えた。初日は曇り、二日目は小雨であったが、三日目に快晴の中、西別岳や摩周岳に登ることができて、最高のロングトレイルを満喫できた。
 
   
   
   
 
   
 
  
 
 
 
  
   
   
   
   
 
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