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根室市(アツケシエト1・2号チャシ跡)

 平成30年12月16日(日) 13.4km 1時間38分
 
 路上に雪も降り、中標津十二楽走の練習も道路が怖く遠征できず、また、天気も良いので納沙布岬に走ろうと思ったが、時間も遅くなってきたので、仕方なく今日も市内を散策ランニング。
 明治町の家から図書館で新聞を見た後、海岸通を西に進み、昔ミンクの飼育場があった岬まで走ることにする。ここには、アツケシエト1・2号チャシ跡があり、11月11日に訪問したが、2号チャシのみ発見できたが、1号は見つからなかった。
 しかし、雪が降った今日来てみると、2号チャシの向こう、岬の突端方面に白い標柱が見えているではないか。11月に来たときはイタドリ(ドンゲ)の群落がまだ生えていて見えなかったのだ。
 1号チャシに来てみると、2号に比べて濠もはっきりしているし、濠に囲まれた台地もしっかりしている。何より岬の突端に近いので、両サイドに海があり、今日は羅臼岳等の知床連峰、国後島の泊山と羅臼山が見えていた。
 標柱の表記を転載する。「当チャシ跡は海岸台地上に位置し、ヨの字とコの字が組み合わさったっようにめぐらされており、内地に土盛がみられます。本来南側にさらに続いていたようです。」とある。
 帰りに図書館に寄って、航空写真から当チャシを確認するとコの字状に濠の跡がはっきりと写っていた。
 個人的な見解になるが、ここから近い西月ヶ岡遺跡には350もの竪穴住居跡があり、当時は大集落であり、その辺に住んでいた人が、このチャシにきて、祭祀や見張り等を行っていたのだろう。
 この地は、住宅から西の大吉方にあり、このようなよいことがあるのは、個人的には方位の効果もあったのだろうと密かに考えている。

http://torushimohori.sports.coocan.jp/maranic/2018/181111nemuro/181111nemuro.html へのリンク

   
 
 
   
   
 
 
 
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