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根室市ヒキウス岬(砲台跡)
(根室市明治町2丁目〜友知〜双沖〜ヒキウス岬:往復)

 平成31年3月2日(土) 24.5km 3時間50分
 
 ランニングで根室の戦跡を探訪してきた。今日の目的地は、歯舞の手前のヒキウス岬にある太平洋戦争の戦跡「砲台跡」だ。
 ここは「であえぶつ」さんのサイトで見つけた。根室にはトーチカだけでなく、砲台跡も残されている。距離的に片道約12〜13km。これは往復すれば24〜25km。マラソンの練習にも丁度良い距離だ。
 10時半頃に走り始める。天気予報は晴れだが、薄曇りで日照はない。風速は10m弱の北風で、案の定左半身が風に当たる。しかし1月のとても寒い時期に比べれば大分ましだ。さらに最近入手した速乾性の下着「ファイントラック」は汗で冷えることなく、快適に走ることができる。
 道路は雪が無くなったが、途中の沼などにはまだ氷が張っていて白い世界がまだ残っている。10kmほど走り、ヒキウス岬に右折し、しばらく走ると岬の突端に、砲台跡が見えてきた。周囲が結構高さのある土盛りで囲われており、コンクリート製の砲台跡がしっかりと残っている。このような太平洋戦争時代の砲台跡などは函館山で見かけたことがあるが、それ以外では根室市だけではないだろうか。
 円筒の砲台基盤部分に穴が開いていて、ここから人が入って操作したのだろうと想像する。「であえぶつ」さんのぺーじによると「四五式240ミリ榴弾砲(最大射程11,000ヤード)が設置される予定だったそうです。(根室市博物館開設準備室紀要による)」とのことで、この砲台跡には大砲が載ることはなかったようだ。
 しばらく、戦争時代に思いをはせてたたずみ、同じ道を引き返して走る。
 家に帰ってグーグルマップの航空写真でこの地を調べると、砲台跡がしっかりと写っていた。また、「であえぶつ」さんのページによると、ノツカマップ岬の方にも砲台跡があるそうだ。今度また走って行ってみよう。

↓ 「であえぶつ」さんのページ
http://chaenomeles.blue.coocan.jp/nemuro_tochka.html へのリンク

 
 ↑遠くにヒキウス岬方面が見える
 
 
 
 
 
 
 
 
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