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根室市明治町〜(道道根室浜中釧路線)〜西和田〜落石〜別当賀〜初田牛〜(道道1127号線)〜厚床家畜市場跡〜厚床駅

 平成31年4月7日(土) 43..9km 5時間44分
 
 根室から厚床までは国道44号線で約30km。根室市の文化財として「厚床家畜市場跡」の標柱があり、いつかは走って行ってみたいと思っていた。しかし、国道だと歩道がなく行き交う車が多く危険、そして、走っていると知り合いにやたらと目撃されてしまうという欠点があり躊躇していた。そうした中、裏街道、道道を走って厚床まで行くことを思いついた。ネットで距離を調べると45km近くあるが、サロマ湖100kmマラソンを控えてLSDも必要で、裏通りだと車も少ない。距離はあるが、時間を十分確保すれば何とかなるだろうと思い、職場の走る仲間を1名誘って本日9時に根室市明治町を出発。
 落石までは快晴で、海の向こうのユルリ・モユルリ島もき綺麗に見える。落石から半島の内陸部分に入っていく。ここからは人家もなくアップダウンの続く森の中を走っていく。しばらく走り、別当賀の交差点の手前でワシやカラスが群がっているところがある。シカの死骸に群がっていたのだ。そして近くには3月25日クマ出没の看板が。その二つの事象の関連はよくわからないが、走り続けることに。
 そして、別当賀の市街を過ぎ、初田牛に向かって果てしなく真っすぐな道を西に向かって走る。初田牛がもう少しというところで、車が止まり声をかけられた。知り合いかなと思ったら知らない男性だ。「数百メートル後ろのところで、熊を見かけたので注意してください。」という。え〜。ということは我々が走っている横でおそらく熊が潜んでいたのだろうと一寸ビビりながら、「ありがとうございます」とお礼を言ってまた走り始める。仲間と「ここで襲われても、これより早く走って逃げれないし、我々弱っているからどうしようもないね」とつぶやき、また、走り始める。
 そうこうしているうちに初田牛に到着。初田牛には開基100年の碑もあった。そしてしばらく行くと3月15日に廃止になったばかりの旧初田牛駅がある。駅舎の中には入れないので、ホームで少し休んで、今度は道道1127号線を厚床に向かう。この道は牧草地の中にあり熊の心配は少ないと思うが、アップダウンがあり、曲がりくねっていてきつい。ペースは落ちつつ、ようやく厚床に到着。
 厚床小中学校のところに「厚床家畜市場跡」に到着。説明板を転載。

 厚床家畜市場は大正9年に開設され、以後47年の間、馬市場が開かれていた。最初は年3回、大正15年からは年4回市場が開かれ、最盛期には年間5〜6千頭の馬が売買された。昭和8年に新しい市場が造られたときには、東洋第一の規模と紹介されたが、戦後、馬の需要が減り、昭和42年に閉鎖された。1991年11月 根室市教育委員会。

 厚床家畜市場を後にして、厚床駅に向かい、厚床駅でランニングの旅は終了。厚床駅には青春18きっぷのポスターの風景となった2番ホームのベンチが残っているそうだがあった。厚床駅でしばらく休んだ後15時8分発根室行きの列車で根室に向かう。
 
  
   
   
   
   
   
   
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