Toruトップ  >マラニック  >史跡
根室市明治町〜牧の内〜コタンケシ1号チャシ〜根室市明治町

 平成31年7月6日(土) 14.0km 2時間3分
 
 先日の6月22日に、コタンケシチャシまで走ろうと思って、間違って牧の内ダムの水道施設に行ってしまった。本日は道を間違えないでもう一回チャレンジすることにする。このチャシは道路から藪を漕いで湿地を越えていかなければないため、長靴を背負って走ることにする。
 ただし、走るといっても膝が少し悪いので、早歩き、もしくは、ゆっくりランである。

 今日は根室らしくなく、日差しがありTシャツでも走れる。牧の内の航空自衛隊レーダーの横を通り、そのあと、牧の内ダムの湖の中を通る道を通ってショートカットする。根室市内にも関わらず湖を見れるとは思わなかった。
 また、しばらく走ると道道につきあたり、そこは戦時中に造られた海軍の牧の内飛行場跡である。そこから左折して、オホーツク海方面に向かい、直ぐに道道納沙布岬線に突き当たる。そして、少し走るとコタンケシチャシがある、コタンケシ川の下流に到着した。地図で見ると、牧の内ダムの下流である。
 
 ここで長靴に履き替え、笹藪の中に入っていくと沢の向こうの舌状台地の上にチャシの標柱が見えた。笹藪をしばらく歩き沢に降りる。その後、沢の中に入り、藪と湿地帯を抜かりながら歩くと、コタンケシチャシの麓に着いた。鹿道らしい急傾斜の道を登ると、台地の上であり、コタンケシ1号チャシの標柱が立っていた。標柱を転載すると次のとおり。
「当チャシはコタンケシ川(三番川)下流の舌状台地上に、ハの字状の日本の濠が掘られています。コタンケシ1号チャシ跡の一部分、未完成チャシかもしれません。」と記されている。チャシの上は草が生えていて、濠は明確ではなかったが、奥の方に堤みたいなものがった。また、台地上にはところどころ草が倒れており大きな動物、おそらく熊の寝床のようなところが何か所かあった。
 チャシの上からは、沢の向こうに海が見えて絶景である。しばらく佇んだ後、第2チャシを探す。地図の上ではさらに奥にあるはずだが、樹木と草でよくわからない。第2チャシ訪問はあきらめて、道路に戻り、また、走って根室市内に向かう。
 膝の故障でしばらく走れず、歴史探訪ができていなかったため、今日は達成感があり、大満足である。
 
  
 
   
   
 
 
 
 
 
   
 
 
マラニックに戻る