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令和4年(2022)7月6日(日)

富良野市麓郷  11.2km   1時間39分

 北の国からのロケ地、富良野市麓郷を走ってみた。蒸し暑かったが、田園風景と雲間に見える山の風景を楽しめた。北の国からのロケ地3カ所は全て開業前だったので入口のみ。しかし、黒板五郎の遺言は感動したので転載する。

【黒板五郎の遺言】
 遺言
 純、蛍 俺にはお前らに遺してやるものが何もない。でもお前らには、うまくいえんが、遺すべきものはもう遺した氣がする。金や品物は何も遺せんが、遺すべきものは伝えた氣がする。正吉や結ちゃんにはお前らから伝えてくれ
 俺が死んだあとの麓郷はどんなか。きっとなんにも変わらないだろうな。いつものように春、雪が溶け、夏、花が咲いて畑に人が出る。いつものように白井の親方が夜遅くまでトラクターを動かし、いつものように出面さんが働く、きっと以前と同じなんだろうな。オオハンゴンソウの黄色の向こうに雪子おばさんやすみえちゃんの家があって、もしもお前らがその周辺に”拾って来た家”を建ててくれると嬉しい。拾ってきた町が本当に出来る。アスファルトの屑を敷きつめた広場で快や孫たちが遊んでくれたら嬉しい。
 金なんか望むな。倖せだけを見ろ。
 ここには何もないが自然だけはある。自然はお前らを死なせない程度に十分毎年喰わしてくれる。
 自然から頂戴しろ。そして謙虚につつましく生きろ。それが父さんのお前らへの遺言だ。
                                  黒板五郎
 
  
   
 
 
 
   
 
   
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