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羊蹄山(1,893m)

2004年7月29日(木)
   8:00 登山口
   9:45 五合目
  11:30 山頂
  11:45 下山開始
  14:50 下山
※ 昨日の空手の疲れと寝不足、そして猛暑により、脱水症状と足の肉離れを起こし、さんざんの山行でした。   

 妻と子供2人の実家へに帰省に併せて、夏休みの3連休を取得し、27日(火)は北湯沢温泉第2名水亭に泊まり、28日は札幌の親戚の家に家族を預けて、自分は札幌で久々に空手の稽古に出た後、29日は一人で山にでも登ろうと思い計画しました。
 空手の稽古は、今年の猛暑も重なり、非常に疲れました。足もパンパンになりました。南区のホテルに一人で泊まった後、5:00に出発。その日も全道的に最高気温30度を超える猛暑の予報です。昨日疲れすぎて、熟睡できず、少し寝不足、そして疲れも残っていましたが、何とかなるだろうと思い、コンビニで1.5リットルの水、おにぎり、カップラーメン、ビール、氷のスポーツドリンクなどを買い込み、真狩村の登山口へ向かいました。7:30頃登山口のキャンプ場に到着です。登山口には車が3台とまっており、準備しているときにも車1台、バイク1台が来ました。バスで下から歩いてきたおばさんもいました。
 登山口を8時に出発です。既に相当の暑さになっています。最初は森の中を歩いていき、3グループ位抜かしました。特に急なところもなく、単調な登りが続きます。暑さで汗がどんどん噴き出てきます。水の消費もとても早いようです。歩いていると虫がやたら寄ってきます。中でも大きな羽音、スズメバチらしき虫が時折寄ってきて、一度近づくと自分の周りをブンブン飛び回ります。出発時に吹き付けた虫除けスプレーは、汗で流れてしまっているようです。こんなところでスズメバチに刺されたらたまらないと思い、虫除けスプレーで撃退したところ、案外これが効果ありました。この方法で都合10回程度は助かったと思います。
 5合目で休憩です。この時点で水の消費は相当進み、1.5リットルのペットボトルの半分くらいまで消費していたのです。いつもだったら、水のペットボトルは2リットル、その他お茶とか、スポーツドリンクとか大量に買い込み、下山時には余す位なのですが、このような日に限って水が足りないのです。昨日の稽古の疲れもあり、水の消費も多いようです。でも、折角だし、何とかなるだろうと気を取り直し、出発しました。5合目をすぎると気温も下がってきて、風も出てきて快適になってきます。花々も目につきはじめました。8合目当たりから下界の景色も開けてきました。そして9合目の山小屋も見えてきました。山頂はもう少しですが、いつもの体調だったら頑張りがきくのに、今日はなぜだが頑張れないのです。
 やっとの思いで山頂に着きました。火口を1周する元気もなく、また、水の飲み過ぎと疲れにより、食事もとることができず、また、休んでいて瞼の上を虫に刺されたのもあって、ビールとスポーツドリンクを飲んだだけで、下山を開始。下山も大変です、足の踏ん張りが効かないのです。普通だったら、ジャンプして降りるような所も、そっと降りるような始末です。8合目当たりで、滑って踏ん張ったときに右足のモモが軽い肉離れになり、次に5合目には、左足がさらに酷い肉離れになりました。その場で一人でしばらく唸っていました。やはり、水分不足による脱水症状なのでしょうか。いいペースで降りていたのですが、そこからは、歩幅を狭めてトボトボ歩きです。急な岩場とかは、足の踏ん張りが効かないので、手で木を伝いながら、降りるのです。3合目当たりには飲む水もなくなってしまい。のどの渇きと足の痛みと疲れに耐えながらの下山です。
やっとの事で、登山口に到着です。下りも登りと同じくらいの3時間を要しました。キャンプ場が見えてきたとたん、気力も萎えてきて、その場にしゃがみ込みそうになります。やっとのことで、キャンプ場の炊事場にたどり着き、水を浴びるように飲みました。
 途中で温泉に入る気力もなく、森町の実家までやっとの思いで車を運転して帰りました。
 
 教訓・・・真夏の山には水分をたくさん持っていこう。
       特に疲れた日は控えよう。
       虫除けスプレーは必需品。

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