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2013年(平成25年)1月13日(日) 

せたな町 大成区 臼別温泉(片道3.1km)
行き: 10:30頃出発、11:30頃到着
帰り: 13:30頃出発 32分後到着

 連休の中日、本日も暇なので、仕事仲間を誘って臼別温泉に行くことに。しかし、ここは冬は休業しており、行くにしても、歩くスキーか、スノーシューでないと行けないのだ。このため、仲間は歩くスキー、自分は古いクロカンスキーで行くことに。北檜山は雪模様だが、若松のトンネルをくぐると晴れ間が見える。宮野の配水場に車を止めて、スキーで出発。上流で工事をしているようであり、ゲートをくぐっても除雪がしばらくしてあり、快適なスキーの旅だ。行程の半分以上はあったろうか。そうこうしているうちに、あっという間に臼別温泉に到着。建物の雪をかき分けて浴槽にたどり着く。発泡の蓋を取り除いて早速入浴。ちょうど良い温度だ。落ち葉が結構あるが全然気にならない。20分程度入って十分温まったあと、お湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
うーん、旨い。昼食後、また入る。ここには菅江真澄も入っていたのだ。しばらく入って体が温まったあと、スキーを履いて帰宅の途に。夏には気がつかなかったが、古い神社のような建物があった。
帰りは下りなので、あっという間に車に到着。友達と今度は、奥ピリカ温泉にも挑戦しようということを話しながら、帰宅の途につきました。

 
    
 駐車位置 ゲートをくぐる 
  
デカイつららが随所にある 
   
こんな感じで歩いていく 
  
 
 雪景色が綺麗です
   
雪に包まれた薄別温泉。玄関前の看板には次のとおり書かれていました。先日、読んだ菅江真澄もこの温泉に入ったのです。
 【秘境】いで湯の臼別温泉。俊嶺遊楽部を源に峡谷を蛇行、流れも疾し清冽な水、蕩蕩と臼別川を流れる、春は樹々が若芽を吹く、夏は蒼翠滴るが如し、秋は彩鮮やか錦なす、冬は樹氷の花開く、四季移ろいの景観を湯船につかり堪能す、蝦夷地の秘境ここは伝説伝わる臼別の温泉。
寛政元年(1789年)民俗学者菅江真澄この温泉で湯浴し、歌を詠み文を記す「深い谷の底を流れる渓流にたぎり混じって湧き出る湯、二十尋ばかりの高岩にかかって滝のように落ち流れ落ちる湯、小屋もなし自然に湧き出た温泉、熱さが身にしみるような湯。いずる湯のけぶりの末にさくら鼻、こずえは、はるの色にかすみて」
 【臼別の大人(おおびと)伝説】(えみしのさえき、菅江真澄より)昔、旅人が鰊番屋の人たちと臼別の温泉へ行った。老人が云うには「この湯に知らない旅人が、うっかり来てはならない」疑問に思うと、耳元に口を寄せ、臼別には大人がいる。大人は口は耳まで裂け、身の丈高く、恐ろしい形相をしている怪物。あの高い崖からドンドロ(大木を三尺くらいに切ったもの)や大石をころがし落とし、湯にはいっていようものなら大変。また、温泉に入っていると、いつの間にか普通の人に化けた大人がいる。うっかりしていると、人の身の筋を抜き取ってしまう。臼別には、このようなものが住んでいるので、大人と羆のことは決して口にしてはならないと旅人に囁いた。
   
   
   
   
 
   
   
   

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