Toruトップ > 旅メニュー > 東海道五十三次 | ||||
令和3年(2021)7月25日(日)
11.0km 1時間38分 |
||||
東海道徒歩旅弾丸ツアー最終日、本日も比較的涼しい朝に走ることにする。JR関西線の亀山駅の始発で一駅、井田川駅に移動。電車なら数分で井田川駅に到着。 井田川駅にヤマトタケルの像があった(1)この辺は日本武尊が東征の帰りに亡くなり白鳥となって飛び去った伝説がある(2)。 しばらく走り分岐のところに和田道標があった(3)。ここは東海道から鈴鹿市方面の分岐であり、正面に「従是神戸白子若松道」、左側には「元禄三年・・・」と書いてあり1690年である。県内東海道の道標の中で一番古いそうである。この辺は和田町と呼ばれている(4)。考古学的調査によると集落ができたのが弥生時代後期まで遡り、大化2年(646)の律令制度により鈴鹿郡ができ、当時から倭陀と呼ばれていた。また伊勢平氏の所領でもあったからからこの地も古い。 すぐに石上寺の下を通る(5)。延暦15年(796)の創建で鎌倉時代の将軍家の祈?所だったそうだ。そしてその近くに和田一里塚(6)。ここは復元だそうだ。 亀山市の市街に入ってくると亀山ロウソクの工場があり(7)、巡見道の説明板があった(8)。巡見道とは江戸時代にこの道を巡見使が通ったことにより、最初に派遣されたのが寛永10年(1633)で将軍の代替わりごとに諸国の政情、民情などの査察や災害などの実情を調査したという。この道は東海道から分岐して北上、菰野を経て濃州道と合流した後、伊勢国を通過し中山道とつながるそうだ。 街道は商店街に入り(9)、樋口本陣跡を見つけた(10)。そして遍照寺の門を通る(11)。このお寺は駅からの高台に良く見えており、説明板によると少なくとも17世紀には所在していて、ご本尊の阿弥陀如来像は鎌倉中期で快慶の作風を受け継いでいるものだという。街道筋から亀山城方面を見上げる(12)。西之丸外堀(13)を通ると京口門があった(14)。東側の江戸川門とともに亀山城総構の城門として位置づけられたとのこと。 しばらく走ると亀山宿・関宿間の野村集落に森家住宅が残っていた(15)。その近くには野村一里塚(16)。そして内田権四郎昌克旧宅碑である(17)。この辺の大庄屋であり、江戸時代中期にはこの家の娘が和歌山城に上がって藩主紀伊光貞の側室となり、後の征夷大将軍徳川吉宗を産んだという。この辺で大便がしたくなってきたがコンビニもなく困っていたところ、布気皇館太神社を訪問したところトイレがありとても助かった。神様に助けられた感がある(18、19、20)。由緒を見ると延喜式にも出てくる神社で垂仁天皇18年というから古い。参道は林に囲まれて荘厳であった。 この先の二股を左に進むと昼寝観音(21)であり、陸橋でJRを越えると直線の道になる。ここは大岡寺畷と呼ばれる直線の道である(22)。大岡寺畷からいったん国道に出て右折すると関宿の入口だった(23、24)。左に関の小萬のもたれ松の説明板があった(25)。関の小萬は関宿の旅籠で働きながら父の仇を討つ機会を狙っていた少女で、亀山に剣術修行に通う途中で町の若者たちを避けるために隠れていた松のことである。 関宿の歴史ある街並みに入った(26)。関宿は天正11年(1583)の戦国時代に関万鉄斉(盛信)が関地蔵院の門前町を宿駅を整備したのが始まりで、東海道で唯一重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。200年以上も前からの家が残っている。東海道の古い家には正月で飾る松飾みたいなのがよくある(27)。百五銀行も趣がある店舗だ(28)。山車を保管している建物など(29、30)沢山あるが、電車の時間が来たので、関駅に向かう。 |
||||
![]() |
||||
1 | 2 | |||
![]() |
![]() |
|||
3 | 4 | |||
![]() |
![]() |
|||
5 | 6 | |||
![]() |
![]() |
|||
7 | 8 | |||
![]() |
![]() |
|||
9 | 10 | |||
![]() |
![]() |
|||
11 | 12 | |||
![]() |
![]() |
|||
13 | 14 | |||
![]() |
![]() |
|||
15 | 16 | |||
![]() |
![]() |
|||
17 | 18 | |||
![]() |
![]() |
|||
19 | 20 | |||
![]() |
![]() |
|||
21 | 22 | |||
![]() |
![]() |
|||
23 | 24 | |||
![]() |
![]() |
|||
25 | 26 | |||
![]() |
![]() |
|||
27 | 28 | |||
![]() |
![]() |
|||
29 | 30 | |||
![]() |
![]() |