■ 立ち方 | ||
番号 | 名 称 | 立ち方の態様、注意事項 |
1 | 不動立ち | ・足を肩幅に開き、足先は外側に向く |
2 | 閉足立ち | ・足をぴったりと閉じ、背足を合わせる |
3 | 平行立ち | ・足を肩幅に開き、平行にする |
4 | 結び立ち | ・踵を合わせ、足先を60度に開く |
5 | 内八字立ち | ・足を肩幅に開き、足先を内側に向ける |
6 | 外八字立ち | ・「不動立ち」と同様 |
7 | 四股立ち | ・足を横に肩幅の2倍に開き、足先を外側に向ける ・上半身は背すじを伸ばして、腰を落とす |
8 | 騎馬立ち | ・足を横に肩幅の2倍に開き、足先は平行とする ・上半身は背すじを伸ばして、腰を落とす ・膝は内側に曲げないで、外側に張り出す意識 |
9 | 前屈立ち | ・片足を後ろに肩幅の2倍の長さに引く、前足は曲げて前方を向き、後ろ足は延ばして、斜め45度を向く ・横の幅は肩幅。腰を落とす |
10 | 半前屈立ち | ・前屈立ちにおける前後の幅が肩幅 ・その他の注意事項は前屈立ちと同様 |
11 | 後屈立ち | ・片足を三足前に出し、後ろ足に7割、前足に3割の重心とし、 後ろ足は曲げて腰を落とし、足先の方向は斜め45度を向く ・前足の方向は前方を向き、踵に薄い紙が挟まっている意識 ・後ろ足の踵と前足が一直線となり、後ろ足の膝を内側に絞って 金的を防御する |
12 | 猫足立ち | ・片足を二足程度前に出し、後ろ足に9割、前足に1割の重心と し、前足は中速のみ床に着け、踵を上げる ・その他の注意事項は、後屈立ちと同様 |
13 | 三戦立ち | ・片足を円を描くようにしながら、片足を一足前に出す。動かす足の方を一足前、横幅は肩幅とし、両足は内側を向く ・足の動きと平行して、腕は十字受けをしながら下から上に回し、拳を肩の高さで止める ・注意事項は、膝、丹田、肘を締めるとともに、拳の高さは肩。 重心が左右にずれやすいので、重心を正中心となるように注意 |
14 | 掛け足立ち | ・左足を、右足の外側に移動し交差する ・中足のみを着け、踵は浮かす ・右足は曲げ、腰を落とす。体の向きを正面に保つ |
15 | 双足立ち | ・左足を二足前に出す。両足とも平行にし、横は肩幅 |
16 | 撞木立ち | ・右足を、左足の踵の後ろに着け、左足は前方を向く ・上半身は正面を向く |
17 | 鶴足立ち | ・右足を膝の高さまで上げる ・上げる足は膝に付けない |
18 | 組み手立ち | ・左足を前に出す。足の立つ幅は、肩幅を一辺とする正方形の対角に立つ意識 ・前足の方向は前方、後足の方向は斜め45度を向き、腰を落として、重心を中心に置く ・腕は、拳の位置が人中の高さ程度になるようにして、顔面を防御 |
※ 立ち方全般に通じる注意事項
○ 足の指で床をつかむ意識で、中足に重心を置く。踵に重心を置かない。
○ 手は正拳を握り、帯の高さとする。(三戦立ち・組み手立ちを除く)
○ 立ち方を開始する場合、通常は左足を固定し、右足を移動する。
(「猫足立ち」「掛け足立ち」「双足立ち」「組み手立ち」を除く)
○ 正中線を意識し、両足に均等に重心を置く。(特に三戦立ちは注意)
○ 足を戻すときは、出した足を戻す。
|
||
次へ(基本手技) |
Toruトップ > 空手の技術体系 > 立ち方 |