七面宮・白石神社

旅ラン

平成28年(2016)2月26日(金) 約15km 2時間9分

今日は、28日(日)の湧別原野クロスカントリー大会85kmを控え、午前中にワックスをかけるためお休みをもらった。当初は、滝野にスキーの練習に行こうと思ったが、取りやめてマラニックへ。
 吉方の白石方面に走ることとし、今日の目的は北郷の「七面宮」と「白石神社」である。

 家から札幌競馬場、北大を通り、環状通りを東へ向かい、豊平川を渡り、厚別通りに曲ってすぐの北郷ゴルフセンターの裏の公園の一角に「七面宮」があった。

 ネットによる由来は次のとおり。

【七面宮】
 ここは社ではなく日蓮宗に因んだお堂で、京都伏見・深草寺裏山の七面山のお堂に吉祥天を祀ったのが由来らしく、所縁の北海道入植者が郷里を偲んで建てたように思われる。堂宇の簡素さとは裏腹に、堂正面の庇には立派な扁額が掲げられている。」御祭神は日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神・七面天女(吉祥天の垂迹神)と龍神二柱。

 次に、線路を渡って白石神社に向かう。ここはこれまで訪問したことがなかったが、2016年2月2日の道新夕刊の「山田航のモノローグ紀行」に湧水が出ているとの記事が出ていたので、興味があった。

【白石神社】
 札幌市白石区本通14丁目北の白石神社は、札幌で唯一といっていい霊泉(湧水)が境内に残っているところである。
 霊泉があるのは大きな鳥居のある側ではなく、小さな鳥居の側。入口は下り坂になっており、階段を下ったところに池が広がる。その周囲にも竜宮神社、弁天神社などいくつかの小さな神社が点在する。洞窟の中に設置されたような祠の前にちょろちょろと湧水が流れる。かつては多くの人が取水に来ていたこともあるが、現在は水量が減り、飲料用にも使えなくなっている。
 興味深いのはこの境内の地形だ。その部分だけまるでくぼみのように周囲に比べて低くなっている。このくぼみ自体がかつては水に満たされた池だったような幻想を覚える。この地は月寒川の河岸段丘であり、段丘崖にあらわれやすい湧水を神社が霊泉としたということだろう。神社裏手を流れる月寒川は、「百番川」とも呼ばれていた。開拓時代、白石村の最奥地であった神社の所在地が百番地と称されていたからである。
 「さっぽろ文庫77 地形と地質」によれば、月寒川の本流である豊平川の河岸段丘は約3万年前に形成された。白石神社の境内は、3万年前の地形をわかりやすく保存しているあるところともいえるのだろう。

 白石神社の由来は、明治5年3月白石村百番地を社地と定め、札幌神社が円山に移転したあと其の旧社殿を此の所に移築して社殿となし、開拓使岩村通俊が橿原神宮より御分霊を奉戴して白石村守護産土神とし属官高橋渉を別当とし奉祀したことに始まる。とのこと、結構古い。

 お参りして、神社内を散策してから、南郷18丁目駅から地下鉄で帰る。

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