平成30年(2018)6月16日(土)
根室市明治町~(道道根室浜中釧路線)~(ニホロに抜ける道)~穂香・~根室市内海岸線の道 「二ランケウシ3号チャシ跡」・「国後島海底ケーブル通信所」・「根室女紅場跡」
約14.3km 1時間40分
今日のランニングの目的地は、国道44号線沿いの穂香のレストランホテル・ルピナスの笹原にいつも見えている史跡の標柱、チャシ跡を訪問することである。
国道44号線を真っすぐ走っても面白くないので、宝林町から道道根室浜中釧路線を走り、ニホロ横の道に右折して国道44号線に戻り、厚床方面にしばらく走るとその標柱はあった。
説明板によると「二ランケウシ3号チャシ跡」、「16から18世紀ごろ造られたアイヌの砦跡です。当チャシは根室湾に面する海岸台地上に位置し、濠はヨの字形に掘られています中央部には後世の境界土盛りがあり、濠の一部が埋まり、形が変わったようです。」と記載されている。笹原であるが、濠も若干確認でき、根室市における歴史を堪能。
家に帰ってネットで調べると、1号と2号の標柱がホテルルピナス裏にあるとのこと。ここは今度行ってみよう。
https://sites.google.com/a/onodenkan.net/lie-dao-cheng-zhi-ji-xing/home/nirankeushichashi-ji へのリンク
次に、根室市内の海岸町通りを走り、ハッタリ川のところに国後島海底ケーブル通信所(ハッタラ浜陸揚所)があった。ただの廃墟であるが、明治33年頃の建物と推定されており、根室市と国後島を電話線で結んでいた施設とのこと。当時の管轄は逓信省(郵政省)であったが、昭和30年頃に民間に払い下げられ、漁業倉庫などとして利用されてきたとのこと。
次に平内町方面を走っていたら「根室女紅場跡」碑があった。説明板によると「根室女紅場は、明治13年に設けられた芸娼妓に選択、裁縫を教える教育機関。女紅場は北海道では二か所だけで、明治11年に函館、次いで根室に設置された。最初は仮に梅ヶ枝町の民家に設けられたが、すぐにこの場所に設置された。この時は芸妓33人、娼妓175人であった。同20年には廃止された。」
現代ではとてもあり得ないことではあるが、根室は函館に次ぐ、芸者さんが歩く華やかな街であったと感慨に浸りながら、家に帰る。
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