平成29年(2017)8月10日(木) 約10㎞1時間
実家に帰省中。森町字駒ヶ岳の国道5号線と旧国道の境目で降ろしてもらい実家まで走ることにする。宿野部神社を過ぎて星雲の森の向かいに湧水が出ているところがあり、喉が渇いたのでちょっと寄ってみると石碑を発見。ここで生まれ育って何回もここを走っているが、初めて発見。
石碑を見ると、表面には「明治14年9月3日 駐蹕之地」、裏面には「北海道廰函館支廰長 正七位 安東重?」と記されている。ネットで調べると「駐蹕」は「ちゅうひつ」と読み、「天子が行幸の途中、一時乗り物をとめること。また、一時その土地に滞在すること。」だという。
明治天皇は北海道には2度行幸(明治9年と明治14年)しており、この碑は明治14年の明治天皇の行幸啓の際に、この地に立ち寄ったのを記念に、時の函館支庁長が石碑を立てたのだろうと推論する。
その後、母校の駒ヶ岳小学校に寄る。そうしたらなんと体育館の前にあった楡の大木が無くなっているのではないか。この大木は駒ヶ岳小学校のシンボルとして何十年もそびえ立ち、在校生や卒業生、地元の人々に愛されてきた。自分の親父が戦後小学校に入学した時にはすでに大木があったというから、樹齢100年以上だっただろう。しかし、最近では中から腐食してきて、倒木の恐れがあったので、やむを得ず切り倒したという。
自分にとっても、子供のころの懐かしい原風景の一つがなくなり、少し寂しい思いをいたきながら、実家へ向かったのであった。
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