平成27年(2015)8月2日(日) グループ3名
0805 新道登山口
0850 3合目
0932 5合目
1034 8合目
1103 南狩場山
1135 頂上
1205 頂上出発
1322 4合目
1400 下山
職場の上司とOBの先輩と狩場山へ。今回はのんびりペース。快晴を期待。しかし、途中でせたな町や日本海は望めたが、頂上での展望はイマイチだったが、花を堪能できた。
千走温泉で、昔の新聞記事で温泉の由来を見る。ここの温泉の創設者は道職員だったのだ。
【南後志の春】
「とうさんに一山あてるからって連れてこられたが、ワタシの青春はこの山奥でうずもれてしまった」。島牧村から約10km山に入った千走(ちわせ)温泉。といっても農家が一軒ぽつんとあるだけで、長谷昇さん、キヌさん老夫婦が暮らしている。腰まで埋まる雪をこいで村へ通った若いころの無理がたたり、痛む両膝をさする57歳のキヌさん。「ここでよかったのは、子供たちが怪我をしても病気になっても、温泉の水を飲ませたらすぐ治ったことくらい」とつぶやいた。
昭和17年ごろ、道庁職員だった長谷さんは山調査でこの温泉を見つけ、山一つを2万5千円で買い取った。20代の若い夫婦が人里離れた里に飛び込み飛び込み、はや30年。変わったことといえば、6年前にようやくボーリングして温泉風呂を作り、余熱利用のヤマベ養殖場設けたこと。いまだにランプと自家発電機の併用生活で、冷蔵庫もテレビもない。「客はまあポツポツだけと、いいところでしょう。ここが好きでネー」という長谷さんは、キヌさんの言葉に耳を傾けず、悟った表情。
母屋の隣のビニールハウス小屋が露天風呂になっている。おとな3人が入れる広さで、湯加減も上々。山からシマリスが降りてきて、ときどき覗き、わきを流れる千走川のせせらぎが聞こえる。すべて自給自足で、ここに物価高はない。「ナニ、茂津多が通ればどっとくるさ。そしたら川の幸、山の幸を腹いっぱいに食べさせてやるサ」と、60歳になったいまも若々しい夢を持ち続けている。余は”ふるさと”ブーム。長谷さんはそれを見越してユートピアづくりをしているのだろうか。
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