音更町大牧地区「開拓之碑」

石碑等(開拓記念碑)

令和6年(2024)3月10日(日) 音更町大牧地区

 西中音更から更に数キロ東に行くとまた開拓の碑がポツンと建立していた。この辺は十勝種馬場(現家畜改良センター十勝牧場)の払い下げ地なのだ。

【開拓の碑】
 黒御影石の表面には上記のとおり刻まれ、裏面には次のとおり刻まれていた。「由来 当地は戦後、農林省、北海道種馬場育成所北農場に、小作として既に入地されていた先輩諸氏が関係機関協力のもと、数年に亘運動の結果開放が実現し、昭和二十五年に一千八百ヘクタールの開拓計画が樹立されたことに始まる。翌年春以来、年次的に百四十一戸の入植がなされ機械力もない当時、困苦欠乏に耐え、同志相励まし、開拓魂をもって、豊かな経営を夢見つつ人馬一体となり大地に挑んだ。爾来、いく度かの冷湿害、農業近代化の波と幾変遷の当地も、今は同志の地と汗とにじむ大地の恵により、本町北端の穀倉地帯として五十数戸の生計を保つ豊庫に発展した。茲に先輩や同志の労苦と之の足跡を偲び意義ある、開拓三十年を迎えたことを誇りとし更にこの地の永劫の隆昌を念じて之を建立する。昭和五十六年十一月に十八日 大牧開拓三十年記念事業実行委員会」

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