清水町御影の史蹟

石碑・銅像・胸像(歴史上の人物)

令和6年7月27日(土) 芽室神社~(国道38号線一本南側の道)~上芽室~清水町御影~(国道38号線) 24.4km 3時間36分

 体調がイマイチで、時折歩きようやく御影に到着する。御影地区はそれなりに大きな集落だが、寂れている。まずは御影神社にお参り。

【御影神社】
 明治41年9月桐原利八より敷地5反歩の寄附を受け小祠を建立、翌42年9月本殿拝殿を建立した。地名に因て佐念頃神社と尊称した。大正11年4月芽室町より分村、村名を社号として御影神社と改称した。昭和11年12月社殿を新築、昭和13年9月12日公認神社に列せられ昭和16年3月村社に列格、同年4月神饌幣帛供進神社に指定された。昭和63年8月社殿を新築。

 御影市街に史跡はもうないと思ったが、御影公園のところに石碑があった。

【顕彰碑】吉田直次郎先生・吉田尚武先生
 石碑の上の方に「顕彰碑」と刻まれ、その下に「北海道知事町村金五書」と刻まれている。その下に碑文があった。概要は次のとおり。「吉田直次郎先生は明治二年治郎兵衛三男として福島県岩瀬郡牧本村に生まれる。日本獣医学校を卒業後福島県種馬所に奉職るいで千葉県種畜場農林省畜産試験場を歴任。大正6年官を退くや翌年渡道しこのち御影村において獣医蹄鉄業を開業。家畜診療に専念せり。その診断の精確と治療の懇誠はとは広く郷人の信頼を集め選ばれて産業組合長十勝畜産組合代議員村会議員等数々の公職を歴任。昭和35年92歳の天寿を全う。
吉田尚武先生は日本獣医学校を卒業後、山田忠人先生に師事し畜産相馬学池松等の先生に就いて獣医学を修めたり。大正11年陸軍三等獣医。大東亜戦争に際しては大陸に転戦武勲を残せり。復員後は御影農業共済組合所属嘱託としてその卓越せる医術はまさに神業とされ地域畜産発展のためにひ益するところ多大なるものあり。清水町文化奨励賞北海道獣医会表彰等多くの褒章を受けたり。茲に郷土畜産業に貢献せし恩人として先生父子の徳を頌し感謝の意を以てこの碑を建立す 吉田先生顕彰会 昭和40年6月 元御影村助役 北沢嘉平謹書」

 もう一つは「乳牛感謝」の碑だった。樹木の葉に遮られ、碑文等はよくわからなかった。

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