琴似屯田の森の説明板

戦跡・古戦場

令和6年(2024)12月29日(日)北海道札幌市西区琴似二条7丁目1

 琴似神社の向かい、西区民センターのところは、屯田の森と言われ、樹木も生え、屯田兵関係の石碑や説明板が多くある。灯台下暗しだが、レポートし忘れていた。琴似の屯田は北海道初だった。

【屯田の森】説明板
 明治7年(1874)12月、北海道の開発や北方警備のため、この琴似の地に北海道最初の屯田兵村が設置され、翌8年には、屯田兵の第一陣として198戸が移住し第一大隊第一中隊となりました。
 この場所は、当時、兵村の中隊本部や屯田兵の子弟の教育施設としての小学校(現在の琴似小学校の前身)が建てられていたところで、その後の植樹などで樹木も増え、いつとなく「屯田の森」と呼ばれるようになりました。
 開発当初の大自然の姿を今に残すかのように、けやき・なら・いたやなどの大樹が生い繁り、当時この地の開拓にあたった先人たちの苦労が偲ばれるものとなっています。
 入植以来120年が経過しましたが、屯田の歴史と共に歩んできたこの場所を「区民のいこいの広場」として活用し、いつまでもこの遺産を大切に守り、後世に伝えていきましょう。
平成7年(1995)5月

【琴似屯田記念碑等について】説明板
 この記念碑等は明治8年(1875)に琴似地区に移住した屯田兵が北海道最初の屯田兵であることを記念してこの付近の各所に建立されていたが、ここ「屯田の森」を、区民の憩いの場である「西区ふれありシンボルゾーン」として整備するのに対してこの地に移転等をしたものである。
琴似屯田百年記念碑
 屯田兵が移住して百年となることを記念した昭和50年(1975)9月30日西区役所前庭に建立される。
陸軍屯田兵第一大隊第一中隊本部之址
 紀元二千六百年を祝して、昭和15年(1940)現在の西区役所の北西角付近に建立される。(西区役所は中隊本部敷地跡にあたる。)
記念碑(通称・・琴似開村記念碑)
 北海道で始めての屯田兵が琴似地区に移住し、その後琴似村への発展した足跡と屯田兵の功績を記念して明治30年(1897)1月、現在の琴似神社拝殿に建立される。
屯田兵本部址
 開村50年を記念して、大正15年(1927)現在の西消防署琴似出張所北東角に建立される。
琴似屯田兵顕彰碑
 開村50年とこれに功績のあった屯田兵を記念して、琴似兵村50年記念塔が、大正13年(1924)、現在の琴似神社境内に建立された。その後、同塔は老朽化により取り壊されたが、屯田兵の偉業を後世へ伝えるため、平成11年(1999)9月屯田兵の子孫有志によって、この碑が新たに建立される。 

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