令和7年(2025)4月19日(土)
新得町屈足レイクイン~道道718号線~上佐幌地区~道道75号線~屈足市街~道道718号線を北上 25.4km 3時間43分
屈足の市街をあとにし、道道718号線を北上する。強烈な向かい風である。疲労も相まって歩みが遅くなってきた。そうした中、水田開発関係の史跡を2か所発見できた。
【安芸平蔵氏水田開発記念碑】
石碑の正面には上記のとおり刻まれ、おそらく「安芸兵蔵氏」と上の方に刻まれている。裏面も判然としない。ネットで検索しても情報はよくわからなかった。
その筋向い、屈足農村環境改善センターのところに、水神と地神の石碑があった。水神の石碑の裏側には碑文がはめ込まれていた。ここは土地改良区だった。
【水神の裏の碑文】
稲作の豊穣と水路の安全を祈って祠られたこの水神碑は、最初昭和14年に岩松38号線地先の十勝川上川灌漑幹線水門上に建立されたが、昭和34年の大水害によりこの水門が閉鎖され、パンケニコロ川上川頭首工の改修に伴い昭和36年4月に全地に移譲された。
明治45年に始まった屈足の水田も昭和30年代には380ヘクタールの美田が稲穂の波を打ち隆盛を極めたが、昭和45年からの米の生産調整により漸減の道をたどり遂に昭和59年には全面的に畑作に転換され、開田以来73年にしてその幕は閉じられた。
更にこの碑は、時代の要請による屈足ダム建設の影響を受け、昭和60年11月屈足の中心であるこの地に再び移設され、引き続き生活と営農用水の守り神として、えいきゅうに住民の心の支えとなり受け継がれて行くものである。
昭和60年11月 新得町土地改良区




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