令和7年(2025)5月21日(水) 東京都文京区弥生東京大学内
東京大学内を散策すると、銅像や胸像が数多くある。三体の外国人の碑を発見した。
【ヨハネス・ルードヴィヒ・ヤンソン】
JANSON, Johanes Ludwig ヨハネス・ ルードヴィヒ・ヤンソン(1849~1914)
ベルリン獣医学校で獣医学を、ベルリン大学で解剖学、組織学、生理学、外科学を学んだ。獣医学の外国人教師として明治13年(1880)に来日。同年11月22日に開設された家畜病院(現・動物医療センターの前身)において、近隣で飼育の動物を対象に診療活動を実践し、獣医臨床学の実地教育に多大な貢献を果たした。さらに十数科目におよぶすべての獣医学科目を講義するとともに、日本語で書かれた最初の獣医学所「家畜醫範」を校閲した。明治34年(1901)、谷山ハルと結婚、大正3年(1911)10月28日、鹿児島県で没。制作:大熊氏廣 1902年



【Charles Dickinson West】
胸像のしたに英語の碑文が次のとおりはめ込まれていた。機械工学の先生なのだろう。「Charles Dickinson West Professor of mechanical engineering 1882-1908 Erected by his colleagues pupils and friends」


【J. Conder】
上記のとおりしか書かれていなかった。ネットで検索すると、おそらく、ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)氏で、建築学教師として来日したお雇い外国人で、明治期の洋館建築として、鹿鳴館などを設計したようだ。


【安田講堂】
最後に有名な安田講堂を訪問した。安田財閥の創始者安田善次郎氏の寄付で、大正14年に竣工。ボリューム感のあるフォルムにゴシックを基調とする垂直性を強調した外観のデザインで、この時期を代表する建築だそうだ。全共闘が占拠した有名な講堂である。

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