ほたて養殖発祥之地

発祥の地

令和7年(2025)6月29日(日) 北海道北見市常呂町栄浦

 サロマ湖ウルトラマラソンの25km地点、鶴雅リゾートの手前にホタテ養殖発祥之地があった。

【ほたて養殖発祥之地】
 ホタテの形の石に上記のとおり刻まれ、その横に「鈴木善幸書」と刻まれていた。その下に碑文が次のとおり刻まれていた。「碑文 我が国における帆立貝は太平洋岸では東京湾、日本海岸では富山湾を南限として東北、北海道に広く分布しているが、オホーツク海の生産量は他の海域の追従を許さず200海里時代による厳しい漁業情勢下にあって、この海を生活の場とする我々漁民に限りない恩恵を与えている。而し、現在の帆立貝増養殖漁業の飛躍的発展成長の礎となったのは、昭和九年帆立貝の種づくりに取り組み、諸種の困難に直面しながらも増養殖事業の先鞭をつけられた北海道水産試験場増殖部長農学博士木下虎一郎氏、並びに常呂漁業協同組合長常呂名誉町民新谷広治氏の偉大なる先見の名によるものであり、オホーツクの海はこれら先人達の力によって今日の宝の海に創造されたと云っても過言ではなく、帆立貝の種苗生産と資源管理に関する技術と理念は、総ての帆立貝増養殖漁業者に受継がれその偉業は栽培漁業の主柱として全国的展開を示している。 昭和五十八年十一月 常呂漁業協同組合 組合長理事 小笠原啓」。裏面には建立年月日「昭和五十八年十一月」と台座寄贈者と石材施工業者が刻まれていた。

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