斜里町の古い建物

古い建物

令和7年(2025)10月4日(土)

 斜里市街の最後の訪問地は、旧川端邸と旧役場庁舎である。両建物は向かい合っており、小高い丘の上に立っていて、海も見渡せた。

【旧川端邸】斜里郡斜里町本町41-3
 名称:斜里郵便局々長邸宅 建築年:大正12年(1923)
 本邸宅は斜里の初代戸長(町長)川端又三郎の養子である喜四郎が建築したものであり、町内最古の民家です。川端又三郎は青森県野辺地出身で、元々は斜里の漁業を仕切っていた(又に十)藤野の差配人でした。初代戸長となる以前には、明治9年より斜里郵便局局長も勤めており、黎明期の斜里を支えていた人物です。川端家ゆかりの民具や文献資料とともに建築当時の姿のまま保存されています。平成28年8月 星の会

【旧役場庁舎】斜里郡斜里町本町42-1
 建築年:昭和4年(1929)年 オホーツク海を一望する小高い砂丘上に建ち、昭和43年までに役場庁舎として使われていました。その後のしれとこ資料館や町立図書館として長年活用されてきた歴史的建造物です。
 外観はハーフティンバーと呼ばれる木造の建造隊を外壁にあらわした構法が特徴的であり、内部では階段周りが美しく、洋風の作りとなっています。
 昭和初期に建築された洋風役場庁舎は、北海道にはほとんど残っておらず、斜里町のシンボルとしてだけでなく、北海道の歴史を語る上でも貴重な建物です。平成28年8月 星の会

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