生花苗神社

説明板

令和6年(2024)4月20日(土) 大樹町生花

 生花地区から晩成地区にランニングする際のスタート地点に生花苗神社があり、その横に説明板があった。

【依田勉三ゆかりの神社】
 明治十九年、牧場経営のため生花苗に入地した勉三は神仏の加護により開拓の大業を建せんと、明治二十二年此の地より南東一㎞の方角にある戌亥山に十勝神社と大書した幟を建て、桜・紅葉・松等を植え参道を整備した。これが晩成社十勝神社であった。(中略)勉三はその後郷里から社殿を取り寄せたが戌亥山に建てられることなく晩成社事務所に保管。戦後、晩成社十勝神社と生花苗の肇国神社が合祀され生花苗神社となったが、勉三ゆかりの社殿がこの生花苗神社の社殿として日の目をみた。(中略)江戸時代の流れをくむ精巧なもので、名のある宮大工の作と考えられるが年代や氏名は不明。勉三は昭和二十九年北海道開拓の神として、北海道開拓神社に祭神として合祀されている。(大樹町開拓叢書『碑が綴る先人の足跡』より)

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