南幌町北星の開田碑等

産業遺産

令和6年(2024)6月8日(土) 北広島駅~(道道1080)~南幌町~(国道337)~幌向運河近くの農道~東野幌~野幌森林公園~新札幌駅 36km 5時間24分

 南幌町の市街地を後にし、国道337号線を北上し江別市に行こうとしたが、歩道もなくなり交通量も多いので、西の方面に方針変更し、野幌森林公園を通って新さっぽろ駅を目指す。
 農道を走り、南幌温泉の手前の北星地区に開田碑を発見。思いもかけず開拓の石碑を発見できた。

【開田碑】
 表面には上記のとおり刻まれ、裏面には碑文が次のとおり刻まれていた。ポイントのみ転載。「碑文 昭和33年10月北海道土地改良区へ開田を申請し、11月に承認を得て、時の南幌事業所長上田栄吉技師によって実測を終え、昭和34年2月土盛り設計炭となり。2月15日より受益者15戸より人夫4名馬橇8台が出驛氏3月25日までに3406台を今年12月20日より25日までに6888台を翌年1月8日より3月16日までに7164第を運搬せり。この間、朝早くより夕べには暗くまで吹雪の日も休むことなく艱難苦労し昭和35年6月2日功成り揚水し、面積50町歩を開田するに至り。然るに昭和36年8月続いて37年9月に区域前面にわたる水害に遭遇し減収甚だし。然し畑作なれば一粒もえざりに此の開田によりて生活を保つことができ、本年開田10周年を迎えをその喜びを新たにこの碑を建立す。昭和44年7月20日 北星揚水組合員一同

 もう一つ碑があったが、楷書体すぎてよく読み取れないが、わかる部分だけ転載。

【実源悠久】
 表面には上記のとおり真ん中に刻まれている。「・・・北星に開田の人・・・15戸 北海道議会議員池田信孝書」「灌漑・・偉業・・淡々・・由来記せし開田の碑 北海道庁農地開拓土地改良課 塚本光雄書」。裏面「北星の開田かりてかんがい乃水の流れに実りけり 北海土地改良区技師上田?? (以下略)1971年文月建立 北星揚水組合員一同」

【導水管掃除機発明記念】

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