令和6年(2024)9月21日(土) 中札内村協和
中札内村市街の外れ、協和神社のところに石碑があった。めずらしく二つあり、五十周年と百周年の双方があった。
【開拓五十周年記念碑】
裏面の碑文には次のとおり刻まれていた。「北辺の富源を開くため、壮んな意氣を掲げ大正八年四月、富山、福島、徳島の各県より団体入地したことに始まるこの地は、往時欝蒼たる大柏が、樹海をなす原生林であった。開拓の先人は汗に浸り、飢に耐え苦斗克くこれを拓き今日の基盤をなし遂げたものである。爾来五十年、風雨霜害による凶作に反覆遭遇しながらも屈せず、恵まれたる農林理想郷の確立を見たものである ここに往昔移住者諸氏の労苦を偲び、その功績を永久に伝えんとする。中札内村長 太田一良撰文」。以下、開拓功労者の氏名が刻まれていた。
【豊穣の大地】
上記のとおり刻まれ、その下に「協和開拓百周年記念碑」と添えられていた。裏面の碑文は次のとおり。「碑文 星霜百年 先人たちの夢見た理想郷建設の想いと不屈の精神は、この地に住む人々に脈々と受け継がれ、人跡未踏の原生林は希なる豊饒の大地へと著しい変貌を遂げた。ここに艱難辛苦を乗り越えて、開拓の偉業を成し遂げた先人たちと、後の郷土発展に並々ならぬ労苦を尽された人々に感謝と敬意を表すと共に、住民一同更なる郷土の繁栄に向けて邁進する事を誓いこの碑を建立する 協和区開拓百周年記念実行委員会 (数多くの建立者、協賛者の氏名)平成三十年九月四日建立」
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