令和6年(2024)12月28日(土) 札幌市東区本町2条3丁目5-35
飲み会の前に走って苗穂神社の標題の顕彰碑を訪問することに。同神社内に「戦勝紀念碑」があった。碑文や説明文はないが、裏面に「明治三十七年」と刻まれていた。日露戦争は明治38年までなのでどの時点の戦勝記念なのかわからない、日清戦争はその10年前なので、遅い。それはなぞだ。
標記顕彰碑は、社務所の隣にあった。
【岩田德治翁顕彰碑】
表面には上記のとおり刻まれ、その下に「町村金五書」と添えられていた。裏面には次のとおり刻まれていた。岩田徳治翁は明治二十七年札幌村丘珠に生る。農業に從事し後東区本町に移り大正十一年岩田建設の前身岩田組を創設、一条橋など名橋を架設、橋の岩田と稱された。一方札幌村当時から消防組頭、消防団長北海道消防協会長など四十有余年に亘り自治消防に貢献された。又昭和九年以来村議会議員、同十七年より議長として永らく村の発展に尽力し同三十年札幌市に合併後は市議会議員、道議会議員として長年地方自治に尽瘁せられた。他面スポーツを愛し道及び日本ボブスレー・トボガニング連盟会長として活躍昭和四十七年には道議会札幌オリンピック特別委員長としてオリンピックに寄与された。信仰心も篤く苗穂神社、北海道神社庁氏子及び法国寺、北海道東本願寺会館の総代長、代表なども歴任された。昭和五十二年には郷土の歴史を傳えるべく淨財をもつて札幌村郷土記念館を建設された。この間自治庁長官表彰、札幌市発展貢献賞、昭和三十八年藍綬褒章、同五十三年交通栄誉緑十字金章、同五十七年には正五位勲三等瑞宝章、自民党総裁表彰など数々の顕彰を受けられた。昭和五十七年二月二十日没享年八十九歳 昭和五十七年十月建之 岩田徳治翁顕彰碑建立期成会」
同岩田氏は、岩田建設の創業者で、札幌の都市建設、スポーツ振興に貢献された人だ。
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