圃場整備事業竣工記念(岩見沢市中幌向)

開拓の歴史以外の石碑等

令和7年(2025)5月3日(土) 岩見沢市(北海道教育大学岩見沢分校)~岩見沢市志文~中幌向~幌向駅 約16km

 中幌向神社から少し西に行くとライスターミナルがあり、石碑があった。ほ場整備事業の竣工記念碑である。

【圃場整備事業竣工記念碑】岩見沢市中幌向
 表面には上記のとおり刻まれ、その下に「岩見沢市長 国兼孝治書」と添えられていた。裏面には次のとおり碑文が刻まれていた。「碑文 北海道開拓の初期 明治二十四年先人はこの地に開墾の鍬を打ち下ろし 幾多の辛酸を嘗めながら営々と農業に励んだ 幾星霜を経て大正十三年北海土功組合の灌漑工事に着手され 畑は徐々に水田となり 昭和四年灌漑溝の完成と共にこの地は米の一大産地となり 秋には一面黄金の稲穂が波打つ美田を眺望できるのはかつての第試練に打ち克った尊い成果である 昭和四十年頃より 国の農業政策は転換記を迎え水田の休耕転作が要求されてきた しかし吾々はこの地が米の生産地であることの自覚と認識を深め 更には効率的な協業、機械化によって労働の省力化を図り良質米の生産による水田経営の合理化と農家経済の安定を求める近代的機械化農業の転換に意欲を燃やし その基盤確立のため圃場整備事業の機運が盛り上がり 昭和四十四年四月四日当期成会の発足を見た 爾来、岩井沢市 北海土地改良区 岩見沢幌向農業協同組合等各関係機関の協力の下に 重なる難関を克服し 関係者一致協力圃場を大型化し 完治事業の冠水を相俟って 灌漑排水設備の改良を加え 並びに幹支線農道を完備 隔世の感ある圃場整備の完成を見るに至った 茲にその概要を記し 永く光栄に伝えるものである 工事着工 昭和四十六年 工事完成 昭和五十二年 受益農家 六十一戸 施工面積 343ha 総事業費11億3千600万円 昭和五十二年十一月 岩幌南地区道営圃場整備事業期成会 (以下略 受益者氏名)」

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