琵琶瀬展望台・坂口尚政巡査殉難慰霊碑

石碑・銅像・胸像(歴史上の人物)

令和7年(2025)8月16日(土) 厚岸郡浜中町琵琶瀬782

 厚岸から国道ではなく、浜を通って根室に向かう。霧多布の手前の高台は琵琶瀬展望台である。展望台のところに石碑があった。明治16年に囚人護送中に吹雪の中で殉死した。坂口巡査のことが刻まれていた。碑文は判然とせず、ネットから概要を転載。しかし、快晴で絶景であった。

【琵琶瀬展望台・坂口尚政巡査殉難慰霊碑】
 明治16年(1883年)2月15日、猛吹雪の中、坂口尚政巡査は囚人の護送の命を受けこの囚人の裁判が行われる根室を目指しその朝厚岸を発った。厚岸から根室までは距離にして約120km、徒歩なら晴天時でも区間内に2箇所しかない「浜中」「落石」の各駅逓で2泊しなければたどり着けないコースだったという。最初の宿泊地「浜中」まで遠く及ばない琵琶瀬の山道にて二人とも死亡した。発見時の坂口巡査は「死んでも離さぬ」とばかりに自分と囚人とを繋いだ紐の一端をその腕に幾重にも巻きつけ固く握りしめていた一方で、自分が着ていた外套を囚人に羽織らせていたとのこと。

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