令和7年(2025)7月23日
ジナ・サーミナラ著 十菱麟訳
感動した。以下、アマゾンのトップ書評から転載。
原題は WORLD WITHIN (内なる世界)であり、『転生の秘密』の続編であることが表紙の英語の説明文に明記されている。なぜこのような邦題となったのか甚だ疑問であるが、事実はこの通りであり、本書もまた輪廻転生について述べられている。
私が読んだ『転生の秘密』では男性的な口調の翻訳であったが、著者は女性であり、おそらく本書のような優しい語り口の方が実際の本人の印象にも近いのではないかと感じる。
本書では肉体の問題、なかでも容姿や人種、セックスといった我々にとって重要で気になるテーマが取り上げられている。ここでも原則は『自分が蒔いたものを刈り取る』であるが、著者はこの原則をどのように理解し、人生に実践として展開していくかについて『バランス』を取ることが必要だと強調している。
すなわちカルマの法則とは複数の人生にまたがって揺れる作用と反作用の振り子であり、その揺れを小さくしていくことが我々の実体である魂の進化の道のりである。このことを意識するとき、肉体と知性と精神のいずれにもよく目を配り、行き過ぎや極端な不足のないようにバランスを取りながら生きていくことの大切さこそが、ケイシーと著者の伝えたいことの核心であると感じた。
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