小助川濱雄歌碑・シリエトチャシ

城郭・チャシ

令和7年(2025)11月15日(日) 白糠町

 快晴の天気に誘われて、本日も白糠町を訪問。白糠町の史跡は2019年に一度訪問している。

白糠町温水プールに車を停めて、町内を走る。2019年に訪問した岬の森東山公園を再訪する。以前は案内板がなかったが整備されている。北側に散策路があり行ってみると特段のものはなかった。戻って望洋の碑広場に行く途中に、「小助川濱雄歌碑」があった。ネットで調べると裏面もあったのだ。写真を撮り忘れた。

【小助川濱雄歌碑】
 和歌は「なみおと乃 磯に育ちて あれくれの 胸のたぎりの たゆるときなし」台座裏面の碑文より「歌人小助川濱雄君は明治38年眼下に見る白糠村泊に生れ30年の生涯を終えた。清廉篤実な学究の徒であった。少年の日村の先輩坂本漂葉に学び、歌道への志己み難く『潮音』社主太田水穂師に師事十年の研鑽の後特別社友となる。同門の先達小田観蛍師郷土北海道に文化の開花を志向して『新墾』の創刊に当たっては維持社友となり自らも亦『白糠潮音会』を設立して斯道の開拓に努めた。その間に絶唱の数々を生み清冽なリリシズムを歌い上げた。病魔頼りに襲い知友みな熱祷するも遂に昭和10年春浅き雪に消える。歌友ら悼み詠草を集めて『海彦』としたがいつか幻の歌集となる。年久しく釧路歌人会の人々復刊の気運を醸成、これを機縁に郷党追慕の情を籠めてこゝに歌碑建立する。小助川濱雄顕彰会 同級の友 坂本正能撰 山本秀一書 昭和54年11月」※ここでは歌人・小助川濱雄氏を顕彰した碑であるが、小助川氏はアイヌ民族の地位向上の為に奮闘されアイヌの人々をはじめ多くの人に慕われたのでした。 ◇建立年:昭和54年11月 ◇建立者:小助川濱雄顕彰会 ◇所在地:白糠郡白糠町石炭岬 東山公園

 石炭岬の突端からは、快晴の下、絶景が広がっていた。

 アイヌ弔魂碑のところに「シリエトチャシ跡」の説明版が設置されていた。以前はなかった。チャシ自体はおそらくもう少し笹原を行った先の台地であろう。

【シリエトチャシ】
・住所:北海道白糠郡白糠町石炭崎17
・形態:面崖式
・空壕:

 

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