根室市 【根室半島線(オホーツク海側)~豊里~コンブウシムイチャシ跡~道道豊里歯舞線~歯舞~根室半島線(太平洋側)】
平成31年(2019)2月3日(日) 38.3km 5時間12分
ここ数日寒くLSDができていなかった。先週日曜日に納沙布岬まで行こうとしたが、低温と強風で寒くてどうにもならず10km地点で引き返した。先週は後半体が動かなくなり、危うく低体温症になりかけた。
今日は快晴で最高気温もマイナス1℃、風も弱いようなので本日納沙布岬まで走ることにする。納沙布岬発15:30のバスに合わせるように11時過ぎに出ようと思ったが、天気が良すぎて我慢できず10時前に家を出発。まずは金比羅神社でお参り。厄払いの日なのか参拝客が異常に多かった。高台から港を見下ろすと、結氷した海と青空が綺麗だ。
道道根室半島線のオホーツク海側を岬に向かって走る。先週は北風で体の左半分が異常に冷えたが、今日は西風、つまり追い風・フォローの風だ。日差しもあり、走ると暑いくらいだ。ノツカマップまで追い風で順調に到着。
ノツカマフチャシ跡の入り口を過ぎて、左側の草地の端にイチャルパ(アイヌの先祖供養儀式)の跡らしきものが見えた。以前市役所の学芸員さんが、クナシリメナシの戦で犠牲となったアイヌ人37人、和人71人を弔うイチャルパがこの辺でなされていると聞いた。近づくとイナウと木の標柱が立っていた。手を合わせて拝んでからまた走りを再開する。
原生花園を過ぎて豊里地区に到着。道道豊里歯舞線との交差点に到着、左折して砂利道を海に向かう。今日の目的地は、「コンブウシムイチャシ跡」である。しばらく走ると一軒だけある漁師の家の先の草原の中に標柱が立っていた。標柱には「当チャシ跡は全長150m、奥行30mの大規模なチャシ跡です。濠は複雑な形で、三重にめぐらされている部分、盛土部分、土橋部などがあります。」と書かれていた。
ここには説明板の通りお濠が二重、三重にめぐらされている。しかも明瞭である。お濠の中の広場みたいなところもはっきりと残っている。説明板には土橋と書いてあったが、はっきりと土橋もある。なによりも驚いたのが、岬の方にもう一つチャシがあったのだ、しかも濠が何重も。ここはヲンネモトチャシやノツカマフチャシよりも大規模で、濠も複数ある。「古城盛衰記」さんによるとこの地には四つのチャシがあるという。ここは、観光地化されている2つのチャシよりも面白いのではないかと感じ。走り始める。
今日の目的は果たしたので、納沙布岬に行く必要がない、また、同じ道を引き返したくないので、道道豊里歯舞線から歯舞経由で自宅に帰る。
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