令和3年(2021)5月13日
北方謙三著
時は、前漢時代の中国、漢の第七代皇帝・劉徹の治世。匈奴との戦いで、大きな戦果をあげてきた大将軍・衛青を喪った漢軍は、新たに単于を据えた匈奴の侵略を許すようになっていた。勢いに乗る匈奴は、将軍頭屠の活躍により、漢の主力部隊である李広利軍三万を、圧倒的な強さで敗走させるのだった――。匈奴の精鋭部隊が待ち受ける地に、わずか五千の歩兵で進軍する李陵。信節を捧持しながら、匈奴の地で囚われの身になった蘇武。そして、司馬遷は、全てを喪ったその冷徹な筆で、時代に流されようとする運命をつづり続ける。壮大なスケールで描く、北方「史記」慟哭の第五弾!


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