令和2年(2020)10月7日
矢口高雄著
東北の自然に生きる山の狩人・マタギ。厳しい掟を守り団結力を誇る〝レッチュー〟に属しながら、特異な技能を競い合い、獣と勝負する男たちの壮絶な姿を描いた、著者初のオリジナル長篇。名作『マタギ』の主人公で〝野いちご落とし〟の異名をとる三四郎のもう一つの人生がここにある。三四郎は「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱き、小玉流マタギの吹雪鬼(ふぶき)との運命的な出会いをきっかけに、ついには鉄砲を捨てることを決意するが……。
「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、マタギの常識をことごとく打ち破るスネの小佐吉に出会った三四郎は、胸中にマタギの生命を赤々と燃えたぎらせていた。再び阿仁マタギの一員として山に向かうことになった三四郎を待ち受けていたものは!?




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