トウシヤム1・2号チャシ跡

城郭・チャシ

根室市(歯舞~珸瑤瑁~納沙布岬~温根元~トウシヤム1・2号チャシ跡~歯舞)

 令和元年(2019)12月7日(土) 21.7km 2時間52分
 
 絶好の快晴で、風もそれほど強くないので、チャシ跡訪問ランに行くことに。今日は歯舞に車を停め、歯舞から納沙布岬経由で、トーサムポロ湖付近の訪問したことがないトウシヤム1号と2号チャシを訪問することに。なお、この2チャシで国指定史跡の24か所をすべて走って訪問できることになる。
 歯舞から走り始める。本当に快晴で、風もなく、海も穏やか。珸瑤瑁から納沙布岬に到着する。歯舞群島はもちろん、国後島の羅臼山、爺爺岳もうっすら見える。納沙布岬は何度も訪問しているので、岬は素通りして、温根元方面に走り、トーサムポロ湖に到着。湖畔沿いのトウシヤム1号チャシ跡に向かう。古城盛衰記さんによると、長靴が必要とのことだが、もちろん持ってこなかった。道道35号線のトーサムポロ沼に架かる「協力橋」から遠目に良く見ると台地上に標柱が見える。船着き場先のトーサムポロ沼の縁に、人が通れる巾の浜があり約200m歩くと、台地の下に着く。直登して牧場柵の左に踏み跡があり、南に行くと1号チャシがあった。 トーサムポロ湖全体と港方面が見渡せる。そして、南側の凍っている小さな湾には白鳥の大群がいた。

【トウシヤム1号チャシ跡】
・所在地:根室市温根元100
・方 式:丘先式
・主な遺構:空濠、弧状1条
・マップコード:952 180 407*51
・説明看板:チャシ跡は16~18世紀ごとに造られたアイヌの砦跡です。当チャシは、トーサムポロ沼に突き出た台地上にあり、濠は長さ17メートルの弧状で、西側先端部は中心部より一段低く平坦になっており、小型のチャシ跡です。

 次にトウシャム2号跡に向かった。道道35号線を少し西に走ると北に向かう砂利道があり、そこから600mほど走り2棟の小屋から沢沿いに海岸に降り、丘をよじ登るとトウシャム2号チャシ跡の標柱が立っていて、海岸側に弧状空濠が確認できた。
 チャシを確認して、帰ろうとすると、濠に脚をとられ脛を痛打。しばらくそこで唸っていたが、かすり傷はあるが骨等には異常がないので、ランを再開。
 帰りに、チャシ方面を見ると、直線状の大きな濠状のものが周囲に見えた。グーグルマップでも確認できたが、これもチャシ関連の濠なのだろうか。
 帰りは、道道豊里歯舞線を南に向かって走ったが、強い南風が出てきて難儀しました。

【トウシヤム2号チャシ跡】
・所在地:根室市温根元
・方 式:面崖式
・主な遺構:空濠:弧状1条、短濠
・マップコード:423 809 470*02
・説明看板:チャシ跡は16~18世紀ごとに造られたアイヌの砦跡です。当チャシは、トーサムポロ沼口の西側海岸台地上に位置し、一本の半弧状の濠が15メートルにわたってめぐらされており、内側はやや高くなっています。

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