十勝太の史跡

城郭・チャシ

浦幌町(十勝太展望台、十勝太Dチャシ、十勝太海岸段丘遺跡)(十勝太展望台~十勝太集落往復)

 令和元年(2019)11月2日(土) 11:00発 6.6km 58分
 
 次に、十勝太に向かう。最初は新吉野駅から走ろうと思ったが、結構遠いので、車で十勝太展望台から、十勝太の海岸段丘遺跡に走って向かうこととする。
 十勝太展望台そのものは、十勝太Dチャシ跡であるが、痕跡はほとんど残っていない。しかし、展望はよい。

【十勝太Dチャシ跡】
・ 所在地:浦幌町十勝太
・方 式:面崖式
・主な遺構:周形溝?
・マップコード:511 231 878*01
・説明看板:
 このチャシ跡は1934年大津村立静内尋常小学校の斉藤米太郎氏によって発見されました。
 チャシは十勝川左岸の急な崖上の端に構築されており、いわゆる面崖式と呼ばれるタイプで、チャシの直下はアイヌ語でモイと呼ばれる瀞になっており、モイ地形にあるチャシとしても重要です。
 このチャシは十勝太地区に所在する6基のチャシ中、最西端に位置しており、かつてこの地はオベツコツハシ(尻を・川・の岸に・くっつけている渚)と呼ばれ、浦幌町の旧名(生剛(オベツコハシ)村)の原名となった地点でもあります。
 チャシは弧状の濠を構え、古くは竪穴もあったとされますが、現在見ることはできません。しかし、チャシ形式・立地などを示す一パターンとして重要な遺跡と認められるので、無断で立ち入り、現状を変更しないよう注意してください。

 十勝太展望台から南下する。すぐに十勝小学校跡があった。十勝小学校とはすごい名前だが、地名が十勝太だからか。国道336号線をさらに南下する。牧草地では牧草をテッターで反転していた。3番草だろうか。さらに進むと十勝太集落が見えてきた。「北の遺跡案内」では、集落の上の海岸段丘に遺跡があるはずである。さらに進み、段丘に進む古い道を見つけたが、通行止めになっていて、さらに海岸段丘の上は公共牧場になっていた。これでは遺跡はないだろうとあきらめて、十勝太展望台に戻る。

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