平成29年(2017)11月18日(土) 12時頃出発 (約15km) 小樽駅~妙見小僧~朝里川温泉
赤れんが走友会の宮の沢から朝里川温泉まで走る練習会であるが、今日はちょっと趣を変えて、一人で走ってみることに。
11月17日(金)の北海道新聞夕刊の「新世代歌人 山田航のモノローグ紀行」に小樽の妙見小僧の記事が出ていたので、まずはそれを見に走ることにする。
【記事引用始め】
小便で消す導火線この髄にとっくに点火済みだとしても
小樽市・妙見川の妙見小僧
小樽市内を流れる於古発川のうち、市内中心部を流れる部分は「妙見川」と呼ばれている。創成川の一部が鴨々川と呼ばれているようなものだろう。寿司屋通の下で暗渠化されていて、小樽運河へと注ぐ。名前は妙見堂があったことに由来する。JR小樽駅からも近い花園2丁目の「妙見市場」は、この妙見川の上をすっぽり覆うようにして建てられている。
暗渠のはじまりの部分は国道5号と交わるところ。頭上にはJR函館線の高架がある。小樽の繁華街・花園の入り口といった雰囲気のところだ。そして妙見川に架かる国道5号上の小さな橋には「妙見小僧」と書かれた小さな木製の看板が掛けられている。怪しさ全開だ。
実は国道5号に架かる歩道橋の柱の根元部分に小さな小便小僧が置かれており、これが妙見小僧なのだ。しかし、この妙見小僧、夏から秋は蔦に被われて、まるで見えず、そのおかげで謎の看板になっている。蔦が枯れ始める晩秋が貴重な見どころだ。ただの小便小僧だけど。
「小樽散歩案内」(ウイルダネス)によると1993年に箕輪登元郵政相が、地元商店街の発展を願って起草したものらしい。意外と新しかった。知る人ぞ知る小樽の隠れ名所だ。
【引用終了】
JRで小樽駅に向かい、そこから出発。妙見小僧は記事の通り橋の下にすぐに見つかった。記事の通りしょぼい。写真を撮った後、上流の妙見市場を見学。魚屋や八百屋だけではなく洒落たカフェやパン屋さんもあったが、お客は少ない。
しばらく走ると、「大正2年5月22日 新選組 永倉新八を訪ね 自称・近藤勇の娘 山田音羽(芸名 鋼枝太夫)対面の地」の看板があった。この辺には永倉新八を祀っているお寺があるはずで、今度、訪問してみよう。
小樽の海岸線沿いを朝里に向かうと、釣り人がいる長い岸壁が綺麗だった。朝里にあっという間に到着する。そういえば、朝里にある神社はまだ訪問していなかったので、探していってみる。
その神社は、何回も走っている朝里小学校の横にあった。ネットで調べると、天保年間ということなので1850年代。結構古い。
【転載はじめ】
天保5年(1834)創立。明治8年村社に列する。明治35年の明細帳によると、社殿間数間口3間奥行5間で、境内坪数255坪、信徒人員148人とある。その後社殿老朽化の為、現境内地300坪程の寄付をあおぎ、大正4年11月移転遷座すると共に、社名を稲荷神社から朝里神社に改称した。昭和28年宗教法人となる。昭和33年ごろ社殿横に朝里町民会館を建てて社務所として利用する。昭和59年社殿老朽化の為新社殿に改築、8月遷座祭並びに奉祝祭を執行する。平成元年演芸舞台を新築する。
【転載終了】
朝里神社を訪問後、雪交じりの雨が降ってきたため、湯の花朝里殿に急いで向かう。
コメント