日本郵船会社根室支店跡、根室始審裁判所・治安裁判所跡

根室市内（日本郵船会社根室支店跡、根室始審裁判所・治安裁判所跡）

　令和元年（2019）12月22日（日）　6.0ｋｍ　53分
　
　根室市内の史跡のうち、今日訪問した２か所はこれまで何回も迷ってたどり着けなかったが、今日ようやく訪問することができた。会えない恋人に会えたような喜びであった。

□　日本郵船会社根室支店跡
　焼肉屋「やんや」さんの向かいであるが、昨日はその隣の建物を撮影してしまった。
　現在では標柱はなく、駐車場となっている。
　　「明治8年、柳田藤吉が汽船回善丸を雇い入れ物資の積取りをしていた。これが根室地方民間人の汽船運搬の始まりといわれている。その後、根室に二つの海運業社が存在していたが同18年、両社が合併し新たに日本郵船が設立され根室にも支店が設置され、函館～根室間・根室～網走間とを結ぶ海運業の窓口として多く利用されてきた。」

□　根室始審裁判所・治安裁判所跡
　ここは根室市のホームページで閲覧すると、地図上では鳴海公園の近くなのだが、印刷すると根室港郵便局の近くに変わってします。このため根室港郵便局の近くを何回もさまよっていたが、今日改めて鳴海公園の近くでスマホで現地を確認して、やっと訪問できた。ここは何度も走って通っているが、わからなかった。
　　「根室最初の裁判所は、明治15年にこの場所に設けられた根室始審裁判所・根室治安裁判所である。それまでは、根室支庁内に刑法課を設け業務を行っていた。同23年、始審裁判所は地方裁判所治安裁判所は区裁判所と改称し、翌年12月に常盤町へ移転した。同13年地方裁判所は廃止され、大正5年に釧路地方裁判所根室支部が置かれ、昭和46年に現在の裁判所が建てられた。」