雄鉾岳

山登り

雄鉾岳(999.6m) 平成26年10月12日(日)5人グループ

 08:55 登山口
 12:11 山頂
 12:50 下山開始
 15:23 登山口

 せたな町の山仲間と、雄鉾岳に登ることに。
 朝8:30におぼこ荘に集合し、そこから約2km先の登山口まで車で移動。
 足回りは、自分と若者のK谷氏が登山靴、のこりの3名が長靴スタイルである。K田先輩はdaiwaのスパイク長靴である。それにしても雲一つない快晴、絶好の登山日和である。
 入山届をして出発。間もなく斜面を経吊りながらの道をしばらく進むと、川の渡りがでてくる。この登山は、およそ半分が沢沿いを登っていくのであり、途中までは沢装備が望ましいのだが、重量が重くなるので、自分は登山靴のみとしたが、やはり濡れた岩は滑る。一度川にズボッと嵌ってしまった。スパイク長靴のK課長は全然滑らず快適のようだ。
 渡河を何回か繰り返しながら、沢を登ると雄鉾沢出合に。この辺から、雄鉾岳が迫ってきた。巨大な岩壁であり、皆で登れるのだろうかと心配になる。ここを右のカナケ沢を登っていく。ピンクテープはあるが、ほぼ沢登りだ。
 カナケ沢を登り水場から、壁の下まで急な直登が続く。結構、この直登がキツイ。しかし、高度を上げると、岩子岳や八雲の市街方面の山並みが見えてくる。みんなで喘ぎながら、壁の下に到着。ここで降りてきた5人くらいの年配のパーティにあう。今後の道筋を聞いてみると、壁下のトラバースは大したことがないが、最後のルンゼ登りは、大きな岩が続き長くてキツイという。 
 先輩たちのいう通り、壁下のトラバースはあっという間に終わり、ルンゼに差し掛かる。見上げると巨大な壁であり、ロープが垂れ下がっている。せっかくここまで来たのだし、この山は夏山ガイドで中級だから、皆で頑張って登ろうと励ましあい登り始める。ロープに頼っては危険と思いつつ、ロープがないと体を持ち上げることはできない。ロープや笹につかまりながら悪戦苦闘すること数十分。急に視界が開け笹原の高原に出る。海見平である。ここからは笹原の中を緩い傾斜を登っていくだけである。
 頂上である。噴火湾も日本海も見える。さすが二つの海が見えるとPRしている山である。そういえば合併後の八雲町は二海郡であった。北の方には狩場山、遊楽部岳、太櫓岳、東の方には、八雲の市街地、噴火湾、そして羊蹄山も見える。西には恐らく熊石の市街と日本海。南西方面はカモメ島=江差も見える。そして乙部岳。南東方面は駒ケ岳がくっきり、その横には横津岳がぼんやり。なんとも絶景である。
 ビールを開けて乾杯。そしてお湯を沸かしてカップラーメンを食べて、しばしの休憩後、下山を開始。下山もルンゼが恐ろしいかと思ったが、やはり下りは楽だ。2時間半であっという間に登山口に到着。
 下山後は、おぼこ荘に宿泊。疲れた体を温泉でいやした後の、ビールと御馳走は格別であった。

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