平成29年(2017)9月10日(日)2017 NACトレイルランinニセコ(30km)於:ニセコヒラフBase~(アンヌプリスキー場コース)~ニセコアンヌプリ山頂(1回目)~アンヌプリスキー場方面に下山~五色温泉~(五色温泉コース)~アンヌプリ山頂(2回目)~(ヒラフスキー場に下山)~(東山スキー場方面の散策路)~ニセコヒラフBASE 記録:7時間10分(8:00出発)
この大会はニセコアンヌプリ(1,308.2m)を2回登り下る過酷なトレイルランニング大会であり、初めて参加した。当日は雨上がり後の絶好のトレラン日和。しかし、羊蹄山の天辺には雲がかかっている。主催者であるNACの代表、ロス・フィンドレー氏の適当な、おもろい挨拶の後、ホテルアルペン前を出発する。
いきなりスキー場内のMTBコースを登り、その後ゴンドラの下を直登し、1000m高原から登山道に入り、林の中の登りづらい岩道を淡々と登り続ける。しばらく登ると樹木が消え視界が開けた。ヒラフスキー場の一番上のシングルリフトも見え、頂上は近い。しばらく登るとアンヌプリ頂上である。ここまで4kmで1時間40分もかかった。頂上からの眺めは絶景である。羊蹄山にはあいかわらず雲がかかっているが、それ以外は快晴で絶景である。しかし、これからまだ26kmもあり、下山して、もう一回登り下りすると考えるとうんざりしたが、この辺ではまだ元気があった。
山頂を後にして下り始める。ここからのコースはアンヌプリスキー場方面である。途中幅広い林道に出るのだが、自分は下りの走りが苦手なので、バンバン抜かれる。アンヌプリスキー場を下り、今度は五色温泉への林道の登りである。よく考えると、このコースは平地が一切なく、今年が平地のロードレース主体で練習してきたため使う筋肉が違うと実感。
五色温泉のエイドステーションで残りの距離を聞くと、ここで半分だという。ちょっとうんざりしながら2回目を淡々と登り始める。このコースは一般の登山者が非常に多く、励まされながら登り続ける。こちらのコースからはイワオヌプリ、チセヌプリ、岩内岳などニセコ連峰が見渡せ、さらに共和町、岩内町の平野も見渡せる絶景が広がった。喘ぎながらようやく2回目のニセコアンヌプリの頂上に到達。ここで小休止の後、また下り始める。今度の下りは花園コースよりの北の方の登山口を下る。ここまで来てだいぶ疲れが溜まり、下りの踏ん張りが利かなくなってきた。トレランポールで抑えながらなんとか下っていく。
ヒラフエリアに到着し、ここで勝手にゴールと思い込んでいたが、ここからまだ5kmを残していたのだ。ここからのコースは、東山スキー場方面まで森の中の散策路である。しかも、ここまで下がったのに、またスキー場を登ってから散策路に入るのである。散策路といっても、整備されておらず、ロープを使った登りや渡河、さらには倒木越えなど、一番のワイルドなコースであり、もうゴールだと思って、水も飲み切り、携行食も食べきってしまったので、地獄の最後の5kmとなった。最後はヘロヘロになりながら、何とかゴール。ゴール後はコーラをがぶ飲みし、京極温泉でひと風呂浴びた後、家路につく。
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