亜炭鉱の跡

産業遺産

令和6年(2024)2月10日(土) 住所:北海道中川郡幕別町千住付近(踏切)

 帯広市河西に向かう途中、幕別自動車学校の東側の手前、踏切を渡ったところに「亜炭鉱の跡」の説明板を見つけた。

【歴史の散歩道「亜炭鉱の跡」】
 亜炭は炭化度の低い石炭で、褐色又は黒褐色で木質組織を残している。主に、第三紀地層中に存在している。幕別で最初に採炭事業が始まったのは、昭和11年(1936年)で幌内沢である。最盛期には多くの労働者を入れて、年間1万2千tを出炭した。
 この稲士別の千住炭鉱は、昭和23年(1948年)に事業を開始した。昭和30年代後半になると、社会情勢が安定期に向かい石炭業界も産炭量を回復し良質の石炭が出回るようになった。亜炭は焚く前に細かく割って乾かす手間がかかることから、次第に敬遠され需要が減って、昭和40年(1965)に閉山した。幕別町

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