令和6年（2024）3月3日（日） 場所：千歳市長都（長都酪農会館前）
札幌市の実家から千歳市に向かう途中、カーナビで恵み野から国道から外れ裏道に入り、お札の交差点に差し掛かると石碑が見えた。ここにも、佐藤昌介や黒澤酉蔵の足跡が刻まれている。
【家畜報恩碑】
前面には上記のとおり刻まれ、その下には以下のような碑文が刻まれている。裏面の写真を撮るのは忘れたが、ネットから転載。「正三位 勲一等 男爵 佐藤昌介閣下題字 千歳村長都ノ地ハ明治○(年）ノ開拓也 土質甚ダ不良農○亦○陋習ノ域ヲ 脱セス為ニ耕地荒廢シ窮乏日ニ迫リ離村者相尋キ前途暗澹タリ是ニ於イテ 有志相議ノ大正十二年札幌近郊ヨリ牝牛廿餘頭ヲ移入シ農業組織ノ 改善ヲ企○ス之本対酪農業ノ端緒也爾來牛馬豚（鶏）等逐年増殖シ 農法大イニ革リ地力増進シ生産從ツテ興リ往年ノ荒村ハ變シテ豊穣ノ 樂土ト化ス之全ク家畜ノ恩恵也 乃チ茲ニ碑ヲ建テ感謝報恩ノ意ヲ表シ 其靈ヲ慰メント欲シ來リテ撰文ヲ予ニ囑ス純情允ニ麗シク正ニ斯レ農道ノ精萃ナリ 惟フニ家畜ハ寒地農業ノ根幹ニシテ而モ之ヲ愛スルハ人道ノ本義ナリ北心ヲ 發揚スレハ長都ノ郷ハ永久ニ榮エ世道人心ノ啓發ニ稗ハス皿スル○亦大ナルヘキヲ信ス 蓋シ近來ノ美擧ト謂フ可シ 昭和十二（年）七月 北海道酪農販賣組合聯合會長 黒澤酉蔵撰 大安寺主董 押見龍江書」
(裏面) 「千歳市長都 有志一同建之 イロハ順 發起人 戸田菊次／田澤石蔵／中村茂／藤本岩一／神出寛／ 神出智／鈴木恭次郎／賛同者 藤本光二／他五十名」
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