恵庭市(恵庭駅~孝子堂宝物館・茂漁チャシ~恵の野駅)
令和2年(2020)7月19日(金)8.0km 1時間15分
今日の史跡訪問ランニングの目的地は、恵庭市郊外にある茂漁チャシである。JRに乗って恵庭駅から走り始める。恵庭駅から西に向かって走り、住宅街を抜けると「さいわい公園」に到着した。この公園は森が深くなかなか面白い。「さいわい公園」をさらに西に行くと「茂漁川」の遊水地に到着。ここは恵庭土地改良区の管理で水田の用水になるのだろう。
そこを川沿いに辿ると丘陵が見えてきた。それが茂漁チャシだろうと推測してさらに進むと、「孝子堂宝物館」に到着した。なかにお邪魔して入ると、赤い綺麗な住宅とお寺があった。庭で管理しているおばさんに見学できるかと聞くと、コロナで現在はお断りしているとのこと。ちょっと残念だが仕方ない。以下のサイトからここの概要がわかる。
https://blog.goo.ne.jp/taktsuchiya/e/361e14772b9434bafd7fefc05f7158c1 へのリンク
このお寺は昭和33年、林茂栄が円鑑不味禅師の開山命名を得て,島松村柏木611-12に紫雲台孝子堂と仮称して発足したことに始まる。昭和35年(1960)に宗教法人として登記,紫雲山宝林寺と呼んだ。資料には単立(無宗派)とあるが,宝林寺でお尋ねしたところ「曹洞宗系」だと言う。その林さんはそのころ東京日日新聞(毎日新聞)に勤め横浜在住であったが、故郷の両親のことを思い、この地に孝子堂を建設ししたという。宝物館には林氏が私財を投じて収集した仏像及び宝物17点ががあるという。
①阿弥陀如来像(円仁慈覚大師作),②阿弥陀如来像(日蓮上人開眼快慶作),③仙台伊達陸奥守所領道中槍穂,④蜂須賀阿波守所領大鎧,⑤刀剣(貞宗,則重,則吉,同田貫,虎徹,国重,忠広,重国,信秀など)⑥鼎銅鐸,⑦天童寺青磁大皿(宗竜泉窯),⑧浮牡丹天目釉大壺(銘大黒殿),⑨絵高麗黒花大壺(銘雲上),⑩古代青磁耳付薬壺(越洲窯),⑪須恵器大壺(銘大雲),⑫漢の瓦壺(銘雲上),⑬伊満里錦平蘭紋大皿,⑭伊満里錦平大皿,⑮粟田焼大壺(仁清絵付酒井抱一),⑯呂宋茶壺(絵本蓮花王),⑰鎧具足(肥前島原城主松平主殿所用)
宝物館を見学できなかったので、その裏のチャシに登ろうとするが、特に道もなく、藪漕ぎしなければならない。夏で厳しいのであきらめ、北上し自衛隊敷地の横を通って、恵み野駅に向かった。
http://kakei-joukaku.la.coocan.jp/siro/sub3-3.htm へのリンク
【城 跡 名】茂漁チャシ
【所 在 地】北海道恵庭市柏木
【創建年代】不明
【創 建 者】不明
【形 態】:丘先式
【主な遺構】空壕:弧状2条
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