根室市内
令和元年(2019)7月15日(月祝) 9.0km 1時間11分
今日はプールが無料開放日であり、子供達でごった返していると思うので、水泳は止めて市内を軽く走ることに。まだ、訪問していない史蹟標柱を巡ることにする。
□ 白木屋跡
北洋銀行根室支店のところである。白木屋といっても居酒屋ではなく、根室最初の商店だそうだ。標柱から転載する。
「白木屋(しろきや)は、明治5年、根室最大の漁場持柏屋藤野がつくった根室最初の商店。白木屋の名は、「柏屋」にちなんで柏を白と木に分け、名づけられた。後に手代の諏訪庄兵衛が独立し、現根室信用金庫の位置に呉服商を営み、昭和3年にはコンクリート造り三階建ての百貨店となった。
□ 第四十四銀行根室支店跡
北洋銀行の隣にヤマレンBig Proがあるが、そこは第四十四銀行根室支店跡である。標柱を転載しようと思うが、擦り切れていてよくわからない。
□ 根室で最初の床屋 二越髪結床跡
次に本町の飲み屋街の方面のスナック「妃都弥(ひとみ)」の建物は、根室で最初の床屋二腰髪結床跡である。標柱を転載すると次のとおり。「明治6年、二越(ふたこし)留吉が23歳の時、弟子二人を雇い、根室で最初の床屋を開業した。最初は髪結床と称し、後に理髪床、さらに理髪店として営業を続けていた。北海道では最も古い床屋の一つである。明治以降、根室の床屋は増加し、大正2年には二十数店にもなっていた。
□ 旧根室郵便局跡
次に、飲み屋街を西に行き、閉店となっているカット&ブローハウスは旧根室郵便局跡であった。「明治の初め根室には郵便局が無く、藤野四郎兵衛が郵便局の代わりに郵便業務を行っていた。明治8年に、この場所に根室で最初の郵便局が開局され根室郵便局五等局となり、その後、為替事務・預金事務・至急私報(電報)・小包事務など業に取り入れた。明治21年に、現在の本町4丁目41番地に新築移転した。」
□ 旧根室税務署跡
旧根室郵便局跡の隣の人家は、旧根室税務署跡と旧根室警察署跡であった。標柱を転載すると次のとおり。「北海道における国税は道庁が各郡・区長をとおして徴税していたが、明治29年に国税の賦課徴収を全国的に統一することとし、北海道にも明治30年4月に、16の税務署が設置された。根室税務署は、現在の根室支庁管内と占守島以南の千島列島全域の国税を徴収するため、北海道で最初の税務署のひとつとして、この地に開設された。」
□ 旧根室警察署跡
根室で最初の警察は、明治8年に当時の松ヶ枝町官舎を仮に邏卒屯所とし、少邏卒5名を配置したのが始まりである。明治10年には邏卒屯所は根室警察署、少邏卒は巡査と改められた。明治11年には、この場所に根室警察署が新築落成した。明治38年にはさらに現在の弥栄町の地に移転した。
□ 北海道庁立根室実業学校跡
道東地方初の公立中等機関、現在の北海道根室高等学校の前身。明治39年創立。同41年、旧県庁跡地であったこの地に校舎を新築。大正4年北海道庁立根室商業学校、昭和19年北海道庁立根室中学校、同23年に北海道根室高等学校となり、同34年、牧の内に新校舎を建築移転した。
□ 根室県庁所在地跡
その隣には、立派な説明板「根室県庁所在地跡」であった。内容は次のとおり。「明治15年2月、開拓使を廃し、北海道を函館・札幌・根室の3県に分ける。根室県の管轄は、根室・千島・釧路の三国と北見の一部(斜里・網走・常呂・紋別の四郡)とした。県令に開拓少書記官、湯地定基が発令され、明治17年10月、県庁舎の新築落成をみたが、明治19年1月三県の廃止により北海道根室支庁となる。明治30年7月、失火により全焼した。」
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