帯広市愛国

廃線・廃駅

令和6年(2024)2月10日(土) 帯広市川西支所前~愛国地区~愛国神社往復 9.4km 1時間25分

 川西地区から札内川を渡ると愛国地区だった。今日の目的地は旧愛国駅だが、愛国市街から1.5kmほど北に行くと愛国神社があるので、向かってみることに。白樺並木の美しい道路をしばらく走ると丘の上に愛国神社があった。そして石碑もたくさんあった。

【愛圀神社御鎮座百年】
 自然石に上記のとおり刻まれ、その隣には「愛圀神社宮司南原和美書」と刻まれていた。石の横には「平成十四年四月七日 愛圀神社氏子一同」。

【愛国神社の由来】
 祭神 大國主神 大国主命は、天照大神の御弟、須佐之男命御子、この他試合深く、國土の安泰、豊穣殖産、病魔攘災、産業開発、又武勇の誉れ高く、縁結びの神と崇敬されている。
 明治三十五年、共に開墾の難渋を極めていた愛圀の入植者たちが協議し、道路工事を請け負いその基金の一部をもって神社を創立し、出雲大社より御祭神大国主神の御分霊を拝受し、守護の神として御奉祀申し上げたのが始まりである。
 現在の神殿及び拝殿は氏子による土地の寄進を機に、神殿と拝殿の新築造営が決まり、村有林より原木の払い下げを受け、寝食を忘れての伐採搬出はもとより基礎工事に至るまで、氏子一同の労力奉仕により現在の精錬優雅な流れ造りの社殿が造営された。時に昭和十年九月八日サイドの遷宮であった。
 更に昭和三十六年十一月宗教法人格を取得した。現在の鳥居は昭和三十四年七月に新たに建設奉納されたものである。
平成十四年には創立百周年となり、この地に奉祀されていより百年歴史をもつ御神霊と七十年近い長い歳月に耐えてきたこの愛圀神社社殿は、氏子の心のよりどころであるとともに、先人からの貴重な遺産である。
 平成十四年四月七日 愛圀神社御鎮座百周年奉賛会

 神社をあとにし、愛国市街に戻ると旧愛国駅が残っていた。昔と違い結構整備されていた。

【愛国駅と国鉄広尾線のあゆみ(概要)】
 愛国町は、明治29(1896)の入植が始まり。地名の由来は愛国青年団という団体。愛国駅は、広尾線の開通と同時に昭和4年(1929)に設置。広尾線の開通は南十勝発展の原動力となり、「愛国・幸福ブーム」を起こした。しかし、昭和62年(1987)に58年の歴史に幕を降ろした。

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