手稲山(北尾根~平和の滝)・手稲神社奥宮

山登り

手稲山(1,023.7m) 平成26年(2014)10月5日(日)単独 約31.2km 6時間5分

7:30頃家(宮の森4条2丁目)~西野上手稲神社~稲雲高校~9:00頃北尾根コース入口~11:00頃手稲山頂上~(平和の滝コース)~12:30頃平和の滝入口~家

 今日は、かねてから計画していた、家から走って手稲山往復登山を実行することに。
 手稲山は2009年の春に登って以来なので5年ぶり。しかも、北尾根コースははじめて。

 昨日はランニングを控え、飲酒も少量だったので体調はばっちり。天気も上々である。
 家を7:30に出発し、西野方面に走っていく。上手稲神社でお参り後、神社裏の宮の沢緑地を横切ろうと思ったが、クマ出没で立ち入り禁止。このため、国道5号線から一本山側のラブホテルが立ち並ぶ脇道を走っていく。この道は交通量が少なく快適だ。この道を果てしなく走り、手稲山旧道にぶつかる。ここを山側に登っていくと、北尾根コースの入り口。

 車は3台くらいなのであまり人は入っていない。稲雲高校の山側をしばらく走ると、尾根に登る急登。高度を上げると手稲の街並みや日本海が見えてきた。3パーティを追い抜いたほかは、ほとんど人に会わない。滝ノ沢コーストの分岐にクマ出没情報があるので、時折大声を出しながら走る。とはいいつつ約1時間でロープウエイの乗り口に到着。ここからは、車道を少し歩いた後、女子回転コースを直登する。ネオパラ山の向こうに札幌の街並みが見えてきた。絶景である。アンテナ群の道の果てが頂上である。
 以前も登ったことがあるが、平和のコースから登るとケルンがあり、そこが頂上と勘違いしていたが、こちらが頂上であった。はずかしながら初体験である。頂上には手稲神社の奥宮があった。石碑から転記させていただく。関東、特に相模の人が農作業の合間に大山を拝していたのに対し、札幌等石狩の人は手稲山を拝していたのだと密かに感動。

<手稲神社奥宮略記>
御祭神 手稲神社御分身 弥彦大神 三峰大神 九徳稲荷大神 伏見稲荷大神 龍神大神  
例祭日 6月30日
開拓の昔、治水や雨乞祈願は手稲山を拝し、或いは登り、山の神を崇めて何時しか山頂に心ある人々によって、山神小祠が祀られた。
昭和22年10月8日、山口榮宮司外氏子数名は建設資材を背負い登頂、ここに手稲神社奥宮を建立した。同32年9月11日HBC北海道放送により銅版社殿を奉納される。道内最高地のお宮のため、風雪による損傷、修繕を繰り返し、同55年に石室風とする。霊峰の頂より里内の平安を見守るとともに、例祭日には山内企業の安全と放送塔が林立するなか、電波安全祈願祭も斎行される。

 頂上からは、札幌近郊の札幌岳、空沼岳、烏帽子岳、無意根山などはもちろん、羊蹄山も見える。藻岩山、三角山、円山ははるか下の小さい山であった。

 帰りは、平和の滝コースを下る。この道は何度も通り、人通りも多い。しかし、中腹の岩場が多いのにはまいった。疲れてきたが下りなので何とか力を振り絞り走る。おそらく10パーティ以上は抜いただろう。
 平和の滝からは、舗装道路である。走りやすい。しかし、平和の滝のバス停にバスが止まっており、乗りたい衝動を抑えつつ、いつも走りなれている西野を通り家へ帰りました。
 30kmの道とはいえ、恐らく山道が1/3。フルマラソン並みの心地よい疲労と絶景が楽しめた楽しい山行であった。

コメント