第2回奥尻ムーンライトマラソン

フルマラソン

平成27年(2015)6月27日(土) 第2回奥尻ムーンライトマラソン(フルマラソン)  15:00スタート

今回スプリット <参考:2009北海道マラソン>
 0~ 5km 24:45   31:05
 5~10km 24:34   26:47
10~15km 25:02   27:58
15~20km 25:40   27:21
20~25km 26:23   26:53
25~30km 27:34   27:46
30~35km 29:55   28:51
35~40km 31:50   28:47
40~42km 13:13
タイム   3:49:03 <3:58:01>
順位   22位  

 奥尻ムーンライトマラソンに初参加。奥尻自体は2年前の島開きのイベントで訪問して以来2回目である。当日は、朝2時に起きて札幌を出発。7時頃に江差港に着いてしまったので、2時間ほど車の中で仮眠。目が覚めると、雨が降り始めている。そしてフェリーの中でも仮眠して体を休める。
 奥尻に定刻の11:40分に到着。宿の清運丸の女将さんが迎えに来てくれる。民宿にチェックインして、お昼のおにぎりを食べながら、走る準備をする。同宿のせたな町の若者にフェリーで会うことができなく、ドタキャンしたかと思ったが、宿で会えてほっとする。会場の奥尻町海洋研修センターで受付して準備をしていたら、ゲストの川内優輝がやってきた。皆との写真に快く映っている。シャイな自分は何気なく通ったところを映してもらう。降り始めた雨は止みそうもなく、雨脚が段々強くなっている。ほとんどの人が、ビニールに穴をあけてカッパ代わりにしているので、自分も心配になり即席ビニールガッパを羽織る。
 さて、スタートである。人数が通常の大きな大会より少ないので、スタート直後から自分のペースで走ることができるが、オーバーペースは否めない。速い美ジョガーに着いていくが、追いて行かれた(閉会式で分かったが、彼女は女子で2位だった)。カッパはすぐに暑くなり、脱ぎ捨ててしまった。最初の15kmは北に向かうので向かい風だが、あまり気にならなく、キロ5分を切って順調に走る。北へ向かうほどに風が強くなってきた。折り返し地点は、最北端の賽の河原から西海岸の稲穂地区であるが、折り返してからの向かい風が半端でないが、また賽の河原を過ぎて東海岸に来ると、追い風になった。
 しかし、15km地点を過ぎてから、オーバーベースがたたり、追い風にもかかわらず、身体がきつくなってきたが、ペースが良いので頑張ることに。
 沿道の島民の方々の声援が熱くありがたい。特に年配の女性が多い。
 スタート地点の奥尻地区に近くなると、ハーフがスタートしたところで、ぶっちぎり1位の川内選手とすれ違う。奥尻地区は島の中でも都会だ、たくさんの声援をもらう。鍋釣岩を過ぎると街並みがなくなり、また、周りに走る人も少なくなり、体の痛み、自分との戦いになる。赤石地区手前でハーフトップの川内選手に抜かれる。速い。歩幅も足の回転も断トツだ。それからしばらくしてハーフの人たちに抜かれ始める。
 赤石地区当たりから、雨に濡れている体が寒くなってきて手がかじかんできた、手袋をはめてしのぐ。松江地区の手前あたりから、暗くなり照明が着き始めるとともに、身体のキツサもピーク。ゴール地点の青苗地区の灯りだけを頼りに頑張りゴール。
 意識していなかったが、個人記録を塗り替える初の3時間50分切りであった。何と順位が115人中22位。日程がサロマ100kmと函館ハーフと重なっているとはいえ、個人的には出きすぎ。
 今回の好調を分析すると、①車運転のため前日にアルコールを飲まなかったこと、②シューズは裸足やサンダルではなくノーマルにしたこと、③雨で熱くなく前半は体が動いたこと、④後半は風がフォローであったこと。欲を言えば、もう少し走り込みができれば、30分台をねらえたか。

 ゴール後である。思った以上に体が冷え切っている。神威脇温泉行きのシャトルバスに乗り、温泉で体を温める。温泉の温かさが身に沁みる。温泉のありがたみをこれほど感じたのは、初めてではないだろうか。
 シャトルバスで青苗に戻ると、後夜祭が始まっていた。 この大会は、半分以上、これが楽しみである。缶ビール一本、奥尻地酒、奥尻ワインカクテル、照島の泡盛カクテルと、食べ物はうに鍋2杯(アワビ入り)、アワビ&焼き物セット、フルーツポーク丼が参加費に含まれているのだ。
 腹が減って、喉が渇いてがっついてしまい、味を堪能できなかったが、美味しかった。 

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